インストラクター修行

去年の12月にピラティスのインストラクターの試験に通って、今は実習として数名の友人にピラティスを教えています。

最終的に資格を得るには、数十時間の実習経験が必要なのです。資格証書をもらうために頑張っているのは事実ですが、この実習が実に楽しく、また勉強になるのです。

友人とは言え、他人の体です。しかも、いままでの友達付き合いでは分からない情報を体は発しています。

その情報とは、生まれつき、または習慣によって身にしみついた体の硬さや左右差などというものもあります。

一方、2回以上見て気付くことに、その日の体調によって、その人の体の硬さや緊張が違うということがあります。

今やっている実習は、ほとんどがプライベート・レッスン形式なので、その情報に合わせて、レッスンの内容を変えていきます。

終わった後、「体が動いて気持ちよかった〜」と言ってもらえるのが何よりの幸せですが、実際にそう言ってもらえなくても、最初と最後で体が抱えていた緊張が解放されているのが分かったりします。

このゴールデンウィークは、僕も嫁も、インストラクター修行です。修行と聞くと、ストイックな感じがしますが、新しいものを吸収していく過程は本当に楽しいものです。

いよいよ考え方を変えていきます

おととい〜昨日あたりからやっと復活してきました。コーヒーも飲めるようになり、人(嫁さん)の話もゆっくり聞けるようになり、自分の体も動かせるようになってきました。もっとも、嫁に言わせれば、「まだ私の話聞いてないじゃん!」と言われるかもしれませんが、そうだとしたらそれは私の能力の限界なのでしょう・・・。

ここまで自分を追い込んで、ひょっとしたら追い詰めてしまうことは、今後は避けなくてはと思いました。今の環境にも問題があるけれど、自分の考え方にも問題がありました。考え方も、環境も、自らが行動をすることで変えていく必要があります。

人は失敗してこそ学ぶことができます。そして学ばないと同じ失敗を繰り返すのです。

偶然に感謝です。予定していた休暇の直前に体調を崩し、そして休暇にたまたま旅行を予定していたから、こうして考える機会があったのかもしれません。体調も、おそらく一旦は元に戻せた感じです。

話は変わりますが、昨年、本業の傍らでピラティスのインストラクター試験をとって、今は限られた時間の中で人の体を見させて頂いているのですが、自分がこんな始末ではいけません。一方で、何度かボロボロになったからこそ分かるものもありました。あまり後ろを振り向かずに、経験を活かしていきたいと思います。




追伸:ブログへのコメントそしてスターを、ありがとうございました。今すぐには、コメントやスターへのお返しができませんが、近くにお返しさせて頂きたいと思っています。いつもありがとうございます。

頑張りすぎてしまいました

つかの間になるかもしれませんが、一息つける時間を作りました。自分と向きあう時間はそれなりに持っていたのですが、それでも書く作業までの時間となると、なかなか取れませんでした。

今週は1週間のお休みです。それまではどうだったかと言うと、仕事が忙しくって、体調をこわす寸前まで来ていました。

忙しいと言っても、自分でコントロールできる範囲で思いっきりドライブをかけて、仕事をこなしてきました。問題だったのは、今の職場は自分一人でやらないといけない状況に陥っていて、それを変えるのが容易ではないために、まずはこなすことに専念してしまったのです。

ストレスがなかった訳ではなかったけれど、仕事はどんどん進んでいきます。仕事というのは、ある日とか、あるタイミングが大事、というポイントがあって、そこをはずさないようにすると上手くいくことが多いですよね。そこが仕事の醍醐味なのですが、体にとっては危険なのです。

その結果、先週後半から背中が痛くなり、ベッドからも起き上がれず、金曜日はついに休まざるを得ない状況になってしまいました。お休みでは旅行をすることになっていたので、慌てて整体をしてもらって、なんとか飛行機に乗った、という有様です。食事も好きなものが食べられない状況でしたが、環境が変わって、少しずつ回復しているようです。

仕事は好きなので、つい頑張ってしまうのですが、こういう仕事の進め方はいけませんね。自分の中では、背負うものがあると思ってやってきたのですが、この考え方自体を見直さないといけない時期に来ているようです。

新しい年を迎えました

久しぶりの日記です。前回が8月の後半でしたから、4カ月もお休みしていました。自宅のパソコンもあまり使っていなかったので、「E」のキーが固くなりミスタイプばかりしています(汗)。

休んでいた理由ははっきりあって、この4カ月間はピラティスのインストラクター試験を受けていたのでした。嫁と2人で同じコースを受けていたのですが、もともと運動をしていなかった嫁と、体のスーパー硬い僕が協力して、無事2人とも試験に合格できました!

ピラティスは話は別の機会に書くとして、今日は2011年を振り返っておきたいと思います。

仕事では転職したことです。転職と言っても、仕事の内容は前職と大きくは違わない転職だったので、すぐに新しい環境には慣れたのですが、人間関係や会社の文化を知るのに時間がかかりました。

もう少し詳しく言うと、前の会社ではあまり人間関係に悩まされずに済んだのですが、今の会社はいろいろとあるようなのです。別の言い方をすれば、人間関係にかまけていられるほど、暇な会社ということになります(汗)。そんな会社を変えてやろうと思っていますが、果たして正面切った仕事が受け入れられるかどうかは今年のお楽しみです。

そんななか、焦って仕事をしてもすぐには変えられないものが多いことを知ったので、プライベートで少し頑張ってみようと思ったのが9月からの4カ月でした。

嫁が今のうちにピラティスの資格を取りたいと言ってきました。僕も昨年秋からレッスンに通っていて、自分の体調管理に効果があったので、もう少し学んでみたいと思っていたときのお話でした。

仕事をしながら資格を取る人は他にもたくさんいるのですが、果たして自分にできるかどうか、かなり疑心暗鬼でした。その時の直感で、嫁と一緒に学ぶという機会はなかなかないし、2人で練習しあえるというメリットは大きそうだったので、「途中で挫折してもよいから、まずはやってみよう」と飛び込んだのでした。

ところが受ける前にアクシデントがあり、いつも通っているスタジオの店長にお世話になることに。後には引けない状態になり、結果として最後まで頑張れてしまいました。

ピラティスでは、今の自分の生活からは知り得ない人たちと、しかも嫁と共通の友人として、仲良くなれたことが一番の宝物です。それなりにハードルの高い試験だったので、協力し合って1つのものを追っかけました。最終試験は個人技なのですが、実は練習でのチームワークが効いた試験でした。僕は、年齢も一番上だし女性が9に対し男性1の割合だったので、基本的にはみんなの流れを尊重しながら、気付きを与える質問役に徹しました。

インストラクターは人にモノを教える以前に、自分たちが相手を観察し、尊重し、やる気を起こさせる存在でなくてはなりません。これはまさにリーダーシップで、経営に携わる自分にとっては本業です。試験科目にそうした要素はありませんが、一緒に練習したみんなは、ポイントを吸収してセンスを磨いていくのが見えました。

仕事もプライベートも、嫁と一緒に考えて、乗り越えてきた2011年でした。これも大きな収穫でした。


2012年の目標は、既に自分の中にあります。良い年にできると良いですね。

みなさまにとっても、良い1年となりますように。

ドブロクニク

昨日より、クロアチアのドブロクニクに来ています。はじめて訪れましたが、欧州圏内ではリゾート地として知られているようです。ドブロクニクは世界遺産なので、そちらでご存知の方の方が多いかもしれません。

夏休み期間に休みをとって、旅行をするなんて、はじめての経験かもしれません。僕の勤めている会社はお盆休みがなく、1年の中で交代で休みを取るのですが、やはり暑い時期に休みをとって、暑いところへ旅するのは気分が開放できて良いものです。


城壁に囲まれた旧市街を眺めます。溜息が出るほど海は青く、深く澄んでいるように見えるのが印象的です。

城壁の中は、すっかり観光地ですが、これはこれで楽しいものです。

嫁が以前に来たことがあるというので、また来たいという声に押されて来てみました。今回の夏休み計画では、いわゆる有名どころの国に行こうか迷ったのですが、自分の頭の中が、なんとなく新しいものに触れて、感覚を敏感にしたいという気持ちが優先したので、クロアチアにしました。

リゾート地なので、他の国と同じに感じる部分はたくさんあります。また、地元の人は難なく英語を話すので、言葉の面でもほとんど不自由を感じません。しかし、それでも新しい土地やその土地の人、そして食べ物に触れるだけでも、自分の感覚の何かが反応するのが感じられます。




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柔軟性

柔軟性という話題ですが、今日は頭の柔軟性ではなく体の柔軟性。最近、ピラティスを続けていて、「体は硬いよりも柔らかい方が楽しい」ことに気付き、ストレッチを小まめにやるようにしています。

僕は、運動と来れば、歯をくいしばってストイックに頑張るスポーツばかりやってきたので、体の柔軟性を意識することはほとんどありませんでした。もっとも、体は柔らかい方が、動作がしなやかになって筋肉もより効率的に使いこなせそうだし、怪我もしなくなるだろうし、良い事の方が多そうです。頭では分かっていても、実行しようとは思いませんでした。きっとあきらめていたのでしょうね。

ストレッチを地道に続けてみると、亀の歩みなのですが、少しずつ体が変わっていく様子が分かります。最近、インストラクターさんたちから「体、柔らかくなってきましたね〜」と言われると、もう嬉しくてたまりません。

ストレッチに特別なコツはないようで、毎日やることと呼吸をゆっくり行うことくらいが大事なようです。あと、体が硬いからと言って勢いを付けて伸ばすことや、無理な体勢で伸ばそうとはせず、できる範囲で少しだけチャレンジするのが良いようです。

例えば、座って両足を前にまっすぐ伸ばして、体を前にかがめていく前屈というストレッチがあります。ひざがまがってしまうのは良いとしても、無理に体を縮めると頭だけが下がって行きます。しかし、ストレッチとして効果的なのは、胸をひざの方に近づけていく動き方のようで、この場合の頭の位置は、なかなか下がりません。僕の頭の場合は、絶望的なくらい高い位置にありました。

通っているピラティスのスタジオは9割以上が女性で、みなさん体が柔らかいので、僕だけの頭がぽっこり目立ちます。まるで平野の中で、突然山が現れたような感じです。そこに強盗が押し入ったら、間違えなく最初に撃たれるのは僕でしょう。しかし、気にせずに、自分のレベルで日々努力することが大切なようです。

昨日は、そのピラティスのクラスの中で、ヨガ・ストレッチの講習を受けてきました。ヨガの動きはそれぞれ意味があって、それをピラティスから見た理論で解説を受けるというとてもユニークな講習です。

このヨガ・ストレッチが今のところ、自分にはとても合っているらしいのです。これを続けてみて、自分の体がどう変わるのかを見続けてやろうと思いました。

思い起こすと、会社に入ってから、英語がまったく出来なくて絶望的な日々を送っていたのですが、今は外資系の会社でそれなりの仕事を任されるまでになりました。あのときの、何もできないところからある程度のところまで持っていく、ことを再び実現できたらいいなあ、と思っているのです。




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大企業病

先週の金曜日は、1週間の仕事の疲れがたまりにたまり、嫁とのディナーは駄目駄目状態。話に集中できずにただただ食べ物を口に運ぶというありさまでした。週末、体を動かして、ぐっすり寝ることでようやく復活しました。

 ※ ※ ※ ※

3月に移った今の会社について、おおよその事が分かってきました。

同時に、こうすれば良いのに、というアイデアがたくさん出てきました。そのアイデアの多くは、僕のこれまでの経験から導き出されたもので、今の会社にはすぐに受け入れられないでしょう。それより、そもそも今の会社が、現状を何とかしたいとどれくらい深く考えているかによって、受け入れるスピードは変わってきます。

それはまるで大企業が陥る罠のごとしです。外資系の日本法人なので、東京で働く人数は多くはありませんが、海外拠点とのやりとりが絡むとなると、会社の大きさはかなりのものです。

現状を何とかしたいという気持ちを盛り上げ、停滞した発想や行動を崩していくことが、僕の目指しているゴールです。その裏側というか表側には、お客さんからわが社を見たときに、より良い姿に変わっていくことが目標なのです。しかし、そのためには周囲を巻き込まないといけません。この作業にどれくらいの時間がかかるのかは、今は分かりません。しかし、慌てず、着実に事を進めたいと思っています。

 ※ ※ ※ ※

今までの自分は、こうした環境に居続けることに辛抱できず、職場を変えたり会社を変えたこともありました。しかし、今回は違います。こうした大企業病とも言える状態に陥っている会社を、どうやったら変えられるのかについて、自ら経験し、悩み、そして最終的には変えるという成果を得たいと思っています。

大企業と言っても、僕が今まで経験した日本の会社の場合は、日本人の経営陣と経営というモノ・カルチャーの文化だったので、変えることは到底叶わない話だったのでしょう。しかし、外資系の場合は、組織の中にはいろいろな考えの人がいるし、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのアジア圏などは、スピード感のある経営をやっています。

今までは、何かのゴールに向かうとき、寄り道もせず、脇目も振らずに、効率かつ強い意志で進めてきました。今の会社は、そこに至るまでに、畑を耕し、対話をし、まだ知らない価値に対して認識をしてもらう作業が必要です。

これまで経験したことが、どれだけ活かせるのか、試す絶好の機会です。また、40代でこうしたチャレンジができることは感謝です。1日1日を、大切に使っていきたいと思ったのでした。




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