資産運用

2010年を振りかえる 〜 投資信託選び

慌ただしくスタートした1月も、ようやく平常モードになってきました。巷では、「2010年を振り返る」ようなニュース記事が、一巡した感じがします。今日は、その中から、気になったことを1つ取り上げてみます。テーマは「投資信託選び」です。 本題に入る前…

MSCI KOKUSAI投資はざっくり感がちょうどいい

僕は、株式投資を考えるときに、必ずと言って良いほど外国株投資を組み合わせます。それは、日本の経済は良くて低成長と思われるからと、自分の仕事(給料)は日本の経済に少なからずリンクするので、分散投資の観点では他国の経済成長からの利益を取りたい…

外株インデックスのETF〜KOKUSAIに潜む国債のリスク!

たまにしか書かない「資産運用」ネタなので、唐突感のある言葉が並ぶかもしれませんが、最近思ったことを書いてみます。「企業の株式を買うのはどうも・・・」「株式を複数買う(リスク分散)ポートフォリオを作るにはお金が足りない・・・」という方には、…

機関投資家向けベンチマーク運用の未来

2010/10/3付のFT Online記事、「No rush to separate alpha and betaが面白かった。「Separate alpha and beta」については後で説明するが、まずは年金基金などの機関投資家向けの運用で、一般的に使われているアルファとベータという用語について説明してお…

資産運用と豊かさの関係

日経オンラインに、「ひふみ投信」ファンド・マネージャー藤野さんのコラムが連載されています。少し前の記事ですが、「自分、他者そして社会。投資するから『豊か』になる。」は刺激を頂きました。「投資をして豊かになる」というのは、金銭的なことだけを…

Unconstrained Equity 〜 ベンチマークにとらわれない株式投資

先日の記事「デフレ下の資産運用術?」で、デフレが進む日本などの先進国では、TOPIXなどの市場インデックスをベンチマークとして採用し続けることは、果たして効果的なのだろうか、という話をした。既に多くの企業が消費を刺激できずに苦しんでいる。景気刺…

デフレ経済下の資産運用術?

デフレ経済は構造的な変化をあらわしている。労働人口の減少(少子&高齢化)、長い消費社会の結果行き着いた充足感、将来の不安に備えた貯蓄志向、など。このブログでも、そうした見方を主として書評を通じてなぞってきた。現在か近い将来が歴史的な転換点…

代替エネルギーから考えられること

昨日は「エネルギーの未来」について書評を書いていました。今日は、エネルギーについて一歩進めて考えてみたいと思います。現在、石油の半分が輸送用、そして残りが材料や電力用に使われているそうです。電気自動車や水素エネルギーなど、自動車業界を根本…

経済予測脳で人生が変わる

経済学に関する知識を持つことは不可欠だけれども、それだけでは予測はできないと主張している本。著者の中原さんは歴史学、哲学、心理学を取り入れ、物事の本質を理解し、その変化を嗅ぎ取ることから予測に活かしている。では、どうしたら物事の本質を理解…

為替リスクの説明

あんまり悪口書きたくないのだけれど、FX(外国為替証拠金取引)のサイトにはヒドイものが多いですねぇ〜。各国の政策金利の推移を調べたかったので、ネット検索してみると、数々のFX会社が丁寧かつ親切に教えてくれました。それ自体が驚きだったのですが、…

投資を通じた社会貢献に消費のマインドを入れてみると。

昨日は鎌倉投信の鎌田さん(社長)とお話していました。鎌田さんは元同僚・お友達で、僕は鎌倉投信の受益者(ファンド購入者)でもあるので、その辺りを差し引いて読んで頂ければ幸いです。鎌倉投信は直販(証券会社を通さない直接販売のみのアクセス)の投…

日本株は買いか?

昨日の米国市場に続いて日本株も下がって始まりました。後場は少し戻しているようです。国内にこれと言った経済ニュースがない中で、米国が大きく下げ、東京の寄りも大きく下がったら、すかさず買いたくなるのですが、証券口座がまだ準備できていないので、…

オンライン証券比較

ひと頃、証券投信投資顧問という兼業しまくりの会社にいたことがあって、それ以来証券会社の口座を閉じていました。証券会社にいると、証券口座で現物株が持てなかったり、いろいろと制約があるのですね。利益相反の防止や内部者取引の禁止ということで、そ…

超簡単 お金の運用術

著者は山崎元さん。直接お話をしたことはないのですが、私が最初に資産運用の仕事に就いたときの部署に、ちょっと前までいらしていたとあって、山崎さんはこういう人だというのをずいぶん聞かされてきたし、ずいぶん昔の著書「ファンドマネジメント―マーケッ…

長期運用vs短期運用

とある本(この本は次の仕事と関係があるかもしれないので今は伏せておきます…)に、「長期運用と短期運用を比較する議論は時間がもったいない」という意見がありました。著者のポイントは、投資の目的はリターンを上げることであって、議論に時間を割くより…

3000万円をつくる投資信託術

3000万円をつくる投資信託術 サラリーマンのためのインデックス投資入門 (朝日新書)作者: 竹川美奈子出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2010/04/13メディア: 新書 クリック: 32回この商品を含むブログ (15件) を見る個人投資家のみなさまにはおすすめす…

マネープランと自分への投資

僕がいずれやってみたい仕事の1つに、個人へのキャリア・コンサルティングやコーチングがある。今まで20年以上金融業界に携わっている地の利を活かして、お金を通してみたライフ・プランまで拡げてみるのも良いかもしれない。そんな興味からファイナンシャ…