人工的だけれど・・・

例年GWは住んでいる都内から抜け出さないようにしている。郊外に出るまでに人も車もすごいから。連休明けの週末は大概道路は空いている。そこで、昔2年ほど住んだ、つくば市の公園にお出かけした。

この公園は、つくば科学博覧会の跡地。僕が大学院生でつくばに住んでいたときに、読書やスポーツで何度となく訪れたところ。当時は休日でさえ人も少なかったが、今はそれなりの賑わい。おそらく、つくばエキスプレスが開通した効果もあるのだろう。

いつもはバドミントンなどをし、まったりと過ごすのだが、今回はうちの仔犬の公園デビューになった。うちのコは芝生が始めてで、はしゃいではしゃいで大変。

この公園もそうだし、つくばの街並みもそうだけれど、この街は人工的。区画がきっちりと整理されていて、公園もスロープや曲線が効果的に配置されているものの、後から作りましたという感じが満載。

長く住むと、そんなところに物足りなさも感じるのだが、とは言え僕が住んでいたときからはや15年が経ち街並みは変わらないまでも歴史を重ねている。公園の木なども育っているから、馴染みができるし、人が増えることによって景色は人工的でも温かみが増してくる。

犬連れで散歩をすると、地元の人が声をかけてくる。茨城のなまりが入っている人が中にいて、瞬間瞬間に何を発音してくるか聞き取るのに油断を許さない。面白いことに、東北出身の家内は、「自然に耳に入ってくるので平気〜」と言っていた。

こういうことがあるのも、この土地の良さだ。東京でも、「声をかける」「声をかけられる」ことはあるけれど、僕らも少し身構えるせいか、そんなに多くはないと思う。仔犬のおかげというのも多分にあるけれど、楽しい一時を過ごすことができた。





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