八戸へのドライブ

仕事への復帰を考える前に、更なる心身のリフレッシュが必要と考え、先日の飛騨・信州旅行に加えて、もう一つ暖めていた旅行計画を実行した。

家内の生まれ故郷である八戸は、始めて訪れるときまでは、触れることも調べることもなかったところなのだが、一度訪れてみると、海と緑が両方楽しめ、おいしい魚とご飯、ゆったりと流れる空気が、僕の育った街の中で一番良い記憶が刻まれている静岡にも共通点が多い。

勿論、生まれ故郷でリラックスしている家内を見るとこちらもリラックスするし、観光地への旅行とも少し違うから、時間を決めずに行き当たりばったりで行動するのも楽しい。なにしろ、今回の僕の体調不良は、家内の体調不良への心配がきっかけに見えたのだが、その家内の体調不良を引き起こしたのは、他ならぬ僕の仕事のストレスだった。彼女の気苦労は、かなりのものだっただろう。そう考えると家内の心身を癒すことは、今回の一連の出来事をリセットするにも良い処方だと思う。


そんなわけで自分にとっても田舎に帰るような感覚で、梅雨入り前の八戸に急遽訪れることにした。

東北地方の梅雨入りは、意外と関東とそれほど変わらず、例年だと6月の10日あたりらしい。僕にとっては3度目の八戸入りだが、週末の高速1000円の恩恵をフルに使って、はじめて自分の車で行くことにした。

八戸への道のりは、東北自動車道から八戸道を経て、600km強。しかも、今回は、愛犬を連れてのロング・ドライブ。ウチのコは車の中ではぐっすり寝れるし、休憩時間の散歩が何よりのご褒美だから、そういう点では心配しないものの、食事やトイレの行動が読めないのが子犬でもあるから、やや不安な気持ちを抱えつつドライブを決行。

犬連れの人たちに向けた、おすすめサービスエリア情報もあり、今回は珍しくドライブ計画を事前に立てる。おおよその休憩ポイントを決めておき、犬が寝ている間は予定よりも少し距離をかせぎ、大きめのサービスエリアで少しゆっくりめの休憩を入れることに・・・。

この日はあいにくの空模様で、ところどころ小雨が降っている。朝の予報では午後3時過ぎに雨だったので、早めに家を出て、3〜4箇所のサービスエリアで犬を散歩させながら、自分たちも朝食や昼食をベンチで食べるはずが、さっそく読みがはずれた。雨はどうやら断続的に降っているようだ。雨が止むであろう予想地域と時間帯、犬が寝ているかどうかという今の状態、自分たちの腹の具合、を情報にして、ストップするエリアをF1のピットさながら決めていく。それにしても、カーナビにアメダス機能が欲しいと思ったのは、この日が始めてだった。

結果はまずまずだった。那須高原で朝食を頂き、前原では前原牛の串焼きをほおばり、折詰でラーメンを食べる。前原の牛串コーナーは注文してから焼くので待つのだが、これが絶品。折詰のラーメンは地元で人気とのことで、魚だしのスープとしっかり卵麺がとってもおいしい。

うちのワンコは、休憩の度に外ではしゃぎ、車内では乗った直後はハウスの壁や床をこすったり舐めたりと忙しいものの、その後はコテっと寝てしまい、実にマイペース。

八戸に着いたのは午後3時頃。東北道は長いけれども急坂が少なく、車の流れに乗ったドライブで思ったほど大変ではない。

それはそうと、途中覆面のおまわりさんたちが睨みを効かせていて、何度か御用になっている車さんたちを見た。ちょっと調べたところによると最近の覆面さんたちは無線での探知ができなくなっているらしい。ウチの探知機では知らせてくれないので、慣れない東北道では飛ばさないよう注意をした。ちょっとあやしいのは、見た目おじさん車(宮城や岩手ではクラウンでしたね〜)、あるいはスカイライン(これは今回とは違うけれど山梨の例)、色は白かグレー、地元ナンバー、大きめの男の人が前の座席に2人で乗っている、などだ。道をさっと譲り、事の成り行きを観察。僕は、バックミラーを頻繁にチラ見するのが癖になっているので、こういうときには実に役立つ。




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