頑張る気分転換

3ヶ月ぶりにジムに行った。土曜の朝9時台にもかかわらず、多くの人がジムで汗を流している。

ジムに行かなかったのは幾つか理由があって、(1)体調を崩していたことと、(2)今まで行っていたジムが閉店になり代わりのジムを探していたこと、が主な理由である。

閉店になったジムの契約引継ぎなどの事務処理が先月末だったため、重い腰をあげて新しいジムを決めた。一方、体調の方は悪くなかったのだが、ランならラン、スイムならスイムと1種目をゆっくりとこなす程度のやる気しか出なかったから、敢えてジムを急いで探す必要も気持ちもなかった。

新しく選んだジムなので、使い勝手も来ている人も知らないというのがあり、多少の戸惑いがあった。しかし、それは戸惑いではなく、何か久しぶりに出会った友人に会ったときのような感覚でもあった。

少し考えてみると、僕にとってのジムとは、アドレナリンを働かせながらストレスを解消する場であった訳で、今は休養中で仕事を休んでいるから、アドレナリンを発する必要もないし、ジムで”ストレス解消”を図る必要もない。今ジムに行くのは、体調管理とダイエットなので、動機が違う。しかし、周囲の人が頑張っているのを見て、頑張っていた自分とその時分を思い出し、何か懐かしい思いに浸ったのであろう。

そう思うと筋トレのウェイトも欲張りそうになったが、そこはぐっと抑えて焦らずに体を動かす。それでも体を動かすことは楽しいし、嬉しい。久しぶりだ。この感触。

帰り際、近くに住む友人とばったり会う。彼は以前に同じ会社で仕事をしていたが、別の会社に転職して頑張っていた。「いた」というのは、2週間程前に多忙とストレスを極めた会社を辞め、今は休養と充電に充てているとのこと。この人は、見た目からは以前と変わらず”頑張る”タイプのストレス解消をしている様にも見えたが、やはりどこか疲れていると見えて、ジムも気を紛らす程度に来ているようだ。

頑張る人には、休養よりも体を動かすというストレス解消方法があって、僕もそれを信奉していたが、頑張る必要がない時には必ずしも同じ方法が当てはまらないというのは面白い。ここに至って思うのは、頑張り続けることの大変さと危うさであり、緩急をつけた仕事の仕方や休み方があった方が良いということだ。




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