ぶどうの剪定

ぶどうの木に関する記事の続編です。

前回の後、緑色のちっちゃな花を無数に咲かせ、葉も次第に大きくなっていきました。あれよあれよという間に実も大きくなり、今ではこんなに大きくなりました。

この写真は剪定後で、以前はもっと多くの実がなっていた。ネットの情報やぶどうを栽培している親戚(農家)の話によると、剪定をしないと甘みが出ない、ということなので、先日剪定をやってみました。

うちの場合、収穫用にぶどうの木が植わっている訳ではない。どういうことかと言うと、一般に知られている”畑にあるぶどう”は畑に植わっていて、背丈くらいのところにぶどう棚があり、その棚に沿って茎が伸びていく。

うちのぶどうは日よけ目的で植わっている様だから、棚は天井の高さ、つまりかなり高い位置にあって脚立を使わないと届かないし、都内の敷地面積は限られるから狭い棚の上下に幹や茎が密集し、作業がとてもやりにくい。

それゆえ、せっかく農家の人たちの知恵を頂いても、そのとおりに実践するのは難しく、「届く範囲、できる範囲でいいや」という感じでやってみる。そもそもぶどうの品種も未だに分からないし・・・。

一枝に実は一つ。実の先にある葉は5枚を目処とし、実や葉を切っていく。枝の判定が難しい。自分の中でこの程度の太さなら”枝”と決めて切っていくが、太い幹でも貧弱な実がなっているところもあれば、細い茎の割にはしっかりした実をぶらさげている茎もある。

この剪定によって、実は甘さを増して・・・、となるといいなあ。もともと食べることを期待して面倒を見ている訳ではないけれど、「何も手入れはしなかった」という前のオーナーさん曰く「食べれる」という話だった。「食べれる」というのは頼もしい言葉でもあり頼りない言葉でもある。”食べれるけれどうまくない”のかもしれないし、”意外と食べられる”のかもしれない。いずれにせよ、少しの手間でもっとおいしくなると良い。

切ったぶどうの実はそれなりに重く、ゴミ袋が相応の重量になるところがかわいらしい。ぶどうの木を切っていると、どことなく新鮮なぶどうの香りがするものだから、作業はとっても楽しい。手をかけるほどに愛着が沸いてきたようです。




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