コンサルティング

とあるコンサルティング会社に勤めている元同僚とランチをしながらお互いの近況を交換した。

一般論ではあったが、コンサルティングを活用できる会社とそうでない会社の違いなどの話題になった。

僕も仕事で何度かコンサルティング会社を使ったことがある。話を深くしていくうちに、「使う側に主体性がないとうまくいかない」という点で盛り上がった。元同僚曰く、日系の会社に多いらしいのだが、「コンサルタントが来たから大丈夫」とか、「お金を出しているのだから大丈夫だろう」といった考えの依頼主がいるらしい。それでは、そのプロジェクトはうまくいかない。

元同僚は、コンサルタントのイメージに、どことなく外注(アウトソース)という言葉がつきまとうから、「自分からはコンサルティングとかコンサルタントという言葉は使わない、パートナーシップやパートナーという言葉を使う」と言っていたのが印象的だった。

「その道のプロに聞け」というのは時間を買うという点で、しばし聞く言葉である。しかし、意見を受けて言いなりになったり安心しきるのではなく、自分の考えを加えたり、その考えを検証するためにさらにコンサルタントを使う、などの主体性が必要であるのは言うまでもないだろう。

案外、コンサルタントを使うと却って仕事が忙しくなったりする。しかも、契約は期間が決まっていたりするので、使うとなると相応の覚悟が必要だ。コンサルタントを使うためのコンサルタントが必要になるかも、なんつって・・・。




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