ホノルル、ロコモコ丼

オアフに来るといつも行く店が、リケリケ・ドライブイン。ここのロコモコがチープな感じがするのにおいしい。グレービーソースがたっぷりかかっているのが分かるだろうか。

そう思っていたら、あのレバレッジ読書法でお馴染みの本田さんがハワイに関する本を書いている。本屋で立ち読みをした時点から、「あっ、これは面白い!」と思って買って読んでいます。

本田直之のハワイを極める50の法則

本田直之のハワイを極める50の法則

それによると、常に旨いロコモコを調査すべしとある。そして、本田さんお薦めのロコモコが他に5店ほどあると言う。雑誌やガイドブックで調査するにも、そもそもハワイのガイドブックは滅多に見ないし、見たとしても女子が好む雑誌に肉食系のロコモコが載ることなんて稀だ。これはなかなか手ごわい課題だ。

もっとも本田さんはオアフに半分住んでいるような人なので、そういう情報を取ろうとする姿勢があるのだろう。僕も東京以外に年の半分とか4分の1くらいを過ごすような仕事の仕方をしたいものだが、何しろ黒パグがいるから海外は無理である。場所を選べるようになったら、長野県白馬村か沖縄という選択か。沖縄だと、沖縄そば泡盛が調査しがいがあり面白そうだが、白馬はあまり変化がなさそうだなあ、などと思いながら東京脱出の夢を描いてみたりする。

今日のリケリケをベンチマークに、行ける範囲で他のところに行って比較をしてみた。それにしても、白米、肉、ソース、玉子というコッテリ・カルテットである。気をつけないといけない。

まずはカンパイ・バー・アンド・グリル(Kanpai Bar & Grill‎, 404 Ward Avenue)のロコモコ

いわゆるスポーツ・バーで食べるロコモコ。それっぽいところを魅せるために、横からのショットにしてみました。ここのロコモコはデミソースで、肉汁がすばらしい。デミソースは少し控えめで、ハンバーグの味が前面に出たロコモコ。これは、僕ら夫婦の間で、今回の滞在中一番の好みとなった。ちなみに、お値段はリケリケとほぼ同じの8〜9ドル台。(正確な値段は忘れていまいました。)

次に、ライアンズ・グリル(Ryan's Grill, 1200 Ala Moana Blvd., Ward Centre 2F)のロコモコ。ここはステーキも出すお店で、ロコモコも18ドルと良いお値段。神戸牛を使ったロコモコです。流石に肉が良いだけあって旨い。ソースはグレービー。

メニューにはロコモコと全く書いていなくって、店員さんにロコモコとはっきり言った方が良い。何でもこのお店のロコモコは、日曜限定メニューだったのが、今ではいつでも出せるようになったとのことである。本田さんの影響なのか、日本人である我々を見て、店員さんの方から神戸牛の料理を指差して「これでロコモコ出せるから」と言われたけれど、それで安心してはいけない。はっきりと「ロコモコ」と言わないと、通常メニューが出てしまうらしい。

日本でロコモコ丼を食べると、どんぶりサイズだけれど、ハワイのロコモコ丼はラーメンどんぶりである場合が多い。さらにハンバーグはご飯が見えてはいけないというルールでもあるのだろうか、とにかくでかい。それゆえ、昼に食べようものなら、夕飯までお腹いっぱいになる可能性があるので、要注意である。




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