神保町、エチオピア

神田、駿河台下にカレーの名店、エチオピアがあります。

あいにくのどしゃぶりなのに、お店の中は大繁盛。神田界隈のカレー店は日曜定休のところが多いので、日曜日もやっているエチオピアに人が集まっていたのかもしれない。お店の門構えはこんな感じ。間口が狭いので見落としそうですが、手前にある電動回転看板が、そんな気持ちを分かってくれているようで、ほのぼのします。

このカレー屋さんの売りは、辛さが指定できるところです。最初、知らずに「中辛!」と頼むと「あっ、当店では0倍ですねー」と言われました。あれっ?、0倍って何?

ちなみに0倍の次が、1倍です。そして70倍まで選べるのです。1倍があるわけだから、0倍は何もないって事?と怪訝な顔で、突き出しの茹でじゃがいもを食べていると、他のお客さんが「僕は30倍」「僕は8倍」っと頼んでいくではありませんか?「30倍と31倍の違いは分かるのだろうか?」「30倍は、8倍の4倍くらい辛いのだろうか?」次から次へと疑問が沸いてきます。それからは気になって考え事をしていたため、待ち時間を意識せずに済みました。

お店は、James BrownMarvin GayeのLPジャケットが飾ってあって、なんともソウルフルな感じ。ん〜、辛いカレーを汗かいて食べるのもソウルかな〜?などと訳の分からないことを考えてみました。

このシステムを否定するつもりはまったくありませんが、”倍”っていうのはスパイスの量だったりするんでしょうね。掛け算ではなく、足し算のはずです。

味覚は、あるところから先は敏感ではないような気がします。しかし、0倍と1倍の差は大きいのでしょうね。なぜなら、辛さが0倍なのに中辛なのです。0を発見したインド人もびっくり!




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