落ち葉の落ちる音

週末に近くの公園に散歩に行ったときのこと。

やはり金曜に体調がおかしい、と思ったのは筋肉痛ではなくって風邪だった。ようやく復活しかけたので、この散歩はご褒美のようー。程よく都内は紅葉がピークと来ている。この散歩は本当にいい気分転換になりました。

ベンチに座ってしばらくぼーっとしていると、風もそんなに強くないのに落ち葉が上から舞うように、しずしずと落ちてくる。風がないので、だいたい垂直に、まるで下から糸が上に伸びていて、それを辿って降ってくるかのよう…。

そんな散り方をする葉っぱなものだから、すでに完全に乾燥しきっている。落ちてくる葉っぱが低い方のまだ枝にくっついている葉っぱにあたると、「カサっ」て乾いた音をたてて、そしてまた徐々に近づいてくる。病み上がりのせいか、音に対して敏感になっている自分もいる。近年、あまり意識したことのない出来事でちょっぴり嬉しかった…。

人間の五感ってとても不思議だ。そのときの体調や意識によって聞こえるものと聞こえないもの、聞こえ方が違うわけだから…。僕は、耳を患ったこともあって、音にはちょっぴりうるさいのかもしれない。そして、音が聞こえること自体に幸せを感じる。自然がこぼす音、鳥の鳴き声、人の話し声、そして切り離すことができない音楽…。

さて、明日は何を聴こう。




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