慣れることと変えていくこと 〜 積極的に考えよう

ここ1週間ほど、人事評価の時期につき、それに関する仕事をずっとやってきた。人事評価の時期は、単に評点を付けて終わりではない。普段の仕事のやり取りやコーチングをおさらいし、どんなフィードバックを行うかを考える1年の中で最も重要な時期。なので、緊張感も増すし、忙しさも普段より格段に上がる。

このプロセスも既に4年目に入り、かなり慣れてきた。仕事の大きな部分をコーチングやリーダーシップという機能が占め、それはメンバーが増えたり変わると少しずつ変わっていく。そもそもビジネス環境も素早く変わっていくので、それだけでも毎回内容は変わっていく。

とは言ってみたものの、大きな意味では似た仕事なので、少し刺激が欲しくなってきた、なんて言ったら不謹慎だろうか。

そんなことを思っていながら仕事をしていて、「ふと」思ったことがある。マネジメントの仕事が増えるに伴って、自分で何かを創ったり、それを苦労して仕上げたり、世間様に届けたり、という仕事が少なくなってきていることだ。

しかし、自分が現場に居座って、担当のお仕事をし続けていたらチームが育たないので、こればかりは仕方がない。一方で、今の自分の立場や経験から、チームを助けるための努力や工夫の余地はまだまだあるのではないか、と思う。問題は、「それを考えるための時間配分が十分ではない」ことだ。

マネジメントの仕事は、油断すると時間に追われてしまい、日々流されてしまう。しかし、先に挙げたような創造的な作業は、自分から時間やきっかけを作らないと、まずうまくいかない。閃く場合も時にはあるが、やはり一定の量は考えておかないと閃くところまで行かない。

普段から、そうするように意識してきたはずだが、それをも超えた忙しさが襲ってくるのが、この手の職種のこわいところだ。これは4年目とは言っても、4年前と今とでは忙しさの質・量ともに比較できないほど大きくなっているので、よほど意識しないとできることではない。

お腹の調子も少しずつ戻ってきたので、明日あたり、まずはおいしいものを食べながら考えよう。




こちらへも遊びに来て下さい。→金融の10番は日本人に任せろ!