悪いときこそチャンスと考えよう

ビジネスに限った話ではないですが、ビジネスの環境や調子が悪いときほどチャンスだとつくづく思う。

良いときは、何をやっていても前向きになれるし、ちょっとした失敗があっても気にせずとにかく前に進めることができる。

悪いときは、そうはいかない。何が悪いかを真摯に受け止め、それに対しどんな手が打てるか、かなり深刻に考える。実際に手を打つときは、とにかく早く行動する。それでも、実現が叶わないものもある。腕の見せ所だ。

ときには、我慢するということや耐えることも必要なときってある。先送りや手を打たないで、ただ我慢だけをするのは本末転倒であるが、状況をしっかりと把握した上で「耐えること」が最善だと判断することは「あり」だろう。この判断は、ストレスを伴う。いかにストレスをストレスとして認識し、うまくつきあいながらリリースすることも大事である。


こういうときの仕事というのは、泥臭い。しかし、これも仕事の一面なのだ。

常に格好良く、綺麗にまとめる、などというのは余程恵まれた人か、天才的な才能の持ち主だろう。現実を直視し、大いに悩み、あがき、人と議論し、いろいろな選択肢の中で考えられるベストなものを選び、進めていく「地力」というのは、こういうときでないと育たない。悪いときこそ力を付ける絶好のチャンスなのだ。

これから先の長い将来、どんな仕事をやっていくにしても、必要なスキルであろう。




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