書評 〜 コンサルタントの質問力

「質問力」について、以前の日記で書いたことがある。そのときは、「僕は、自分なりの仮説や情報に基づいて質問をしていきます」と書いていた。

今日読んだ「コンサルタントの質問力」にも同じ主張があった。この本は、単に質問をするということだけでなく、質問を通じて相手の心を開かせて、相手が話していく過程で問題認識をしたり、行動を促すというところまでカバーしている。そういう意味では、コーチングのスキルとも言える。

ワンフレーズ、ワンメッセージというのが心に残った。「で、一言で言うとどうなるか?」という質問。勿論、そこへ至るまでにいろいろな質疑があったり、答えのはっきりしない応答があるだろう。光がさしてきたり、物が見えかかったとき、あるいは何らかのもやもやが晴れたときに、効果的な質問だと思った。

コンサルタントの「質問力」 (PHPビジネス新書)

コンサルタントの「質問力」 (PHPビジネス新書)




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