オーディオの探索

駿河台で毎回お世話になっている人間ドックを受けた。その日の残りは会社を休めるので、いつもその界隈をのんびりと過ごすことにしている。

人間ドックの結果は即日で受けるようにしている。即日で得られる内容は検査結果の7割程度だが、それでも医者から直接説明を受けるのと、書類だけ受け取るのでは、その後のフォローの仕方が違う。一番大きいのはメンタルな部分、「自分の受け止め方」だろう。検査の結果は、今年も「もう少し生活習慣を改めなくては」というメッセージであった。

確かに、この1年は忙しいことを言い訳に運動も食事のコントロールも積極的とは言えない状態だったから、仕方がないと言えばその通りなのだが、がっかりして疲労が体を襲う。一方で、数年前から目と耳に問題を抱えているので、それが進行していないことを確認した後の安堵感は、別の感情を創り出す。しかし、それも別の意味で疲労を表に出してくれたようで、終わるとどっと疲れが出た。

複雑な想いと疲れを和らげるために、御茶ノ水近辺を徘徊する。このエリアは、B級グルメあり、楽器店があり、書店があり、スポーツ用品店あり、雰囲気の良い喫茶店があり、と飽きることがない。

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今日は、少し足を運んで、久しぶりに秋葉原に行った。ヨドバシが出来てから行ったことはなかったから、街の様子が大分変わっていることに少し驚きを感じる。

平日だったので、人も少ないのだが、連なっている店の感じも少し変わっているみたい。新聞で読んだが、ヨドバシの進出によって、淘汰が起きているというのは本当のようだ。どことなく人の流れも、ヨドバシがある側と昔からある電気街との間の通路が不便なせいもあって、違っているように思える。休日だとそれでも双方が賑わっているのだろうか・・・。

気の向くままにぶらついていたのだが、今度引っ越す家に新しく入れるオーディオに興味があったので、オーディオ機器コーナーに行くことに。

最初に行ったのは、オーディオ専門店。いかにも高級なものが並んでいそうで、知識もないのに入るのにはためらいを感じつつも、勇気を振り絞って入る。やはり10万円より上のものが並んでいて、さらに上はキリがないという感じ。しかし、こういうマニア向けのお店は、店員さんも雰囲気を察するのか、いかにも一見さんである自分たちには目もくれない感じ。有難い。

しかし、何となく居心地が悪い、というか居場所がないと感じたので、ほどほどに退散。しかし、輸入オーディオのフロアでは、木製のスピーカーに囲まれた空間があり、その真ん中には一人掛けのソファーが置いてあり、壁にはLPのジャケットが飾ってあったり、棚にはLPが並んでいたりと、さながら古〜い喫茶店のよう。時間がゆったりと流れる中で、とっても良い音でJAZZが流れていて、なんとも素敵な空間。そんな空間作りは無理にしても、一歩でもそれに近づきたい。

そんな希望を胸に、今度はヨドバシのオーディオ・コーナーに。こちらには、国産の量産品から高級オーディオまで、ブースが分かれていて気軽に試聴することができるが、店内の音がうるさくって試聴にならない!しかし、それでも高級オーディオのブースはまだましで、そこでもとても良い音のスピーカーに出会ってしまった。

しかし、スピーカーは、むしろ1セット余っているので購入対象ではない。そして、真空管アンプにも興味が惹かれるものの、僕のBOSEのスピーカーでは真空管アンプと相性は良くないだろうと思い、これまた断念。

しかし、オーディオというのは奥が深い。家に帰ってネット検索で情報を集めようと試みるものの、主観の塊とも言えるオーディオの世界についてはあまり情報がない。もちろん人気も反映していると思うけれど。

家は常に音楽が絶えないから、そして落ち着いて過ごす空間には少しだけ良いと思えるものを取り入れたい。この研究はもう少し続くと思います・・・。




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