北関(きたかん)

高速1000円割引の恩恵を活かし、八戸から東京へ戻ってきた。

梅雨入り前の日曜の上りは混んでいそうなので、本当は土曜日に戻りたかったのだが、土曜は天気が悪く仔犬連れだと外で散歩ができないので、日曜日に変更したのだ。

晴れた日の東北道は盛岡〜仙台〜那須と続く山あいの道が気持ちよく快適なドライブ。しかし、途中寄った某サービスエリアは肥料の匂いが強くお弁当をひろげるどころではなかったし、安達太良のサービスエリアはベンチがなく、やはりお弁当休憩は断念。八戸へ向かった下り線では、犬連れに良いサービスエリアを事前に調べておいたのに、上りではその手間を省いてしまったのが良くなかった。


印象だが、東北道の上り線は、南向き斜面に建設されたためかあまり広い敷地がサービスエリア向けに確保できないようだ。

磐越道を越えたあたり、時間にして午後2時過ぎから車が増えだし、関東ナンバーの車が目立っていった。運悪く、故障車や事故渋滞が続き、渋滞もひどくはないものの10キロクラスで通過に1時間、などというお知らせが入ってくる。

知らなかったのだが、栃木の都賀(東北道)から茨城の友部(常磐道)の間に北関東自動車道(北関)というのがあって、東北道の渋滞がひどくなる予感があったのと、人の少ない休憩所で犬を散歩させたかったので、思いつきに近い状態で北関〜常磐道という経路で帰ることにした。どうせ1000円の範囲内だし・・・。

新しい道路なので気持ちが良い。周囲は田園風景で、二毛作なのだろうか、既に実りを迎えた田んぼも見えて珍しい光景に出会った。途中、特攻風のお兄さん方が運転するバイク軍団とすれ違ったり、ミニのオフ会らしい集団に出くわしたり、U字工事は茨城と対抗するネタを披露するけれど道路は整備されているなあ、などと考えたりして退屈する間がなかった。

当たり前だが、このあたりでの環状線ともなると横に移動する距離が長い。東北道常磐道の間で50キロくらいはあるだろうか。つまり、渋滞回避で30分近く費やし、そして常磐道も自然渋滞(それでもこちらの方が空いてたけれど・・・)だったから、あまり効果はなかったかもしれない。

しかし、昔住んでいた筑波の近くを通る道路だったので興味深かった。東に走る向きで見る夕方の筑波山は、西日があたってきれいだし、平野の縁にそびえる筑波山の佇まいはどの角度から見ても頼もしい。通常の”山”を山々の景色の中で見るのとは違って面白い。




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