NLPセミナー

高野山で開かれたNLPセミナーの感想を寄せます。

NLPについては以前の記事で少しだけ触れました。簡単に言うと、脳が五感を通じて反応する癖を知っておくことで、客観的に自分や他人そしてコミュニケーションを捉えよう、とする手法です。しかし、ひとかたまりの理論を体系化しようと言うより、多種多様な方法論を引き出しとして持っておいて実践しよう、とする理解が良いようです。

私が最初に出会った本、「実務入門 NLPの基本がわかる本 (実務入門)」の著者、山崎さんのページにも、「NLPには、目標を実現するまで実践し続けることができる選択肢が豊富なのです。様々な状況に合わせて使用する選択肢を変更することができます。」と案内されていました。

高野山セミナーでは、ありのままを見るということを、五感を働かせて体験することと、自分や自分が何とかしたい状況を客観視することを通じて、学んでいきました。このように、2日間の時間が使えるセミナーでも、1つのテーマについて掘り下げていくやり方をするようです。

五感を働かせることを、「五感をひらく」と言っていたのが印象的でした。この言葉が表すように、人は感覚したものを自分の経験や知識によって無意識に意味づけしてしまうものです。そのことが先入観を生んだり、誤解を招いたりします。自然の中で、五感と意味づけを分離するトレーニングを体験すると、それに続く「客観的に見る」体験やトレーニングも、すんなりと行えたのが不思議でした。このことが「ありのままを見る」という意味なのだと最後に感じたものです。

トレーナーは菊池さん大江さん。参加者の方の多くがNLPを既に学び、実践されているとあって、始めて体験する僕でも、非常にお話がしやすい雰囲気の中で、ともに学び、気付くことができました。

僕は最初、このNLPを会社の中でのコミュニケーションやコーチングに役立てたいと思っていたのですが、自分自身の自己啓発にも使えそうです。他の方の動機付けについては、推し量れないところがありましたが、自己啓発に位置づける人もいると直感しました。

実際に自分にとっても、自分への認識や周囲への感謝について、気付きが多い時間を過ごせました。




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