お客さんを集めて…

会社のトップからこんな話があった。「お客さんの話を集めたら何かできるはず…」「多くのお客さんにアクセスできるのが我々の強み…」と。

「お客さんのニーズに応えよう」だけではなく、お客さんの声に耳を傾け、そして何かを作り出して行こう、というメッセージである。より高い次元で物事へ取り組むことと、何かを生み出すという価値へのこだわりが伝わってきた。

ビジネスを大きくすればするほど、お客さんが増えるほど、会社の社会的責任が大きくなる。それは、ただ大きいということではなく、何かを生み出すことへの期待が大きいことを意味する。もちろん、競争は激しくなるし、金融機関の場合は規制当局からの監視も強くなる。これらがすべて、大きくなることに伴うコストであり、そしてそのコストを支払って得るものが、信頼であり責任である。

よく社会的責任というと、エコだったり奉仕だったり、というイメージから入りがちだが、それがすべてではない。もちろん、そうした取り組みは尊いものなので、価値観の範囲でやるのが良いのだが、個人のボランティアと同じで、「私やってます〜」とアピールすると、「ちょっと違うかな〜」と思うこともある。

営利団体である企業しかできない、社会への貢献というのがあるはずで、それはその会社の本業を通して貢献するのが当然である、というようなことを思った。




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