自分の送別会

この日は、自分が育ててきたチームの皆さんが企画してくれた自分への送別会でした。麹町の有名なカレー店で夜7時から日が変わって午前1時まで、かなり盛り上がりました。僕がカレー好きだということを知っていて、しかもゆっくりできるお店を選んでくれて、本当に嬉しい限りです。みなさん、ありがとう!

それにしても、電車がなくなった時間で、自分が先にタクシーに乗ったので、みんな無事に家まで辿りつけただろうか。

僕も育ててもらった”そのチーム”には、1998年から2002年までの第一期と、2003年12月から2009年3月までの第二期に分かれて所属した。その間は、会社の別の緊急案件があってチームを離れていた。第二期は、「戻ってチームを立て直してくれ」という使命があり、それから業務の内容も人も変わっていったので、今日集まってくれた人のほとんどは、自分が採用した人たちだ。

自分で言うのもなんだが、このチームは個性派集団である。言い方を変えると、一芸に秀でたプロの集団である。僕がもう少しプロ意識を隅々まで浸透できたらこの上なかったのだが、磨けば磨くほど光る人たちである。僕が病気でチームを離れざるを得なくなった2009年3月以降、ある意味でうるさ型の上司であった僕がいなくなったことで、少しダレた感がしなくもないが、そこは大いに自分を奮いたたせて、チャンスをものにして欲しい。

送別会は、僕が好むカジュアルな感じで、堅苦しいスピーチもなくてよかったのだが、一応これだけは伝えたいと思っていたことを散発的にお話した。簡単にまとめると、

1、厳しいことを言ってきたことへのお詫び、しかし厳しい裏には、後悔させたくないという想いがあったこと
2、今の業務を認知させるのに大変な苦労をしたこと、なのでこれが当たり前だと思わないで、成果を出し続けてその業務ができることを守って欲しい
3、僕がこのチームを創った訳、一芸に秀でた人たちが、お互いにリーダーシップを発揮して、1つのゴールに攻め入ることの強さを狙ったこと、一人一人が自信を持って前に進んで欲しい

僕はもう次の道を進むことにしたので、戻れないのが大変残念だ。しかし、一緒に戦ってきた仲間と、こういう時間が持てたことがとても嬉しかった。頼りになるメンバーと話して、自分で集めて言うのも変なのだが、その一員であるという誇りのようなものを感じた。数年後、それぞれがそれぞれの道を歩んでいても、いつかまた集まって「あの時は…」などと話せたらよいなあ、としみじみと思ったのでした。




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