メンタル・マネージメント
ラニー・バッシャムと藤井優さんの「メンタル・マネージメント」を読んだ。
- 作者: ラニー・バッシャム,藤井優
- 出版社/メーカー: 星雲社
- 発売日: 1997/03/01
- メディア: 単行本
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僕は会社ではけっこう強気で怒らせると恐いイメージで見られているようなのですが、実は心の中で不安と闘っている時間が長い。
別の側面について言うと、リーダーとしての決断するスピードは、おそらくかなり早い方だ。何故そうするのか、そしてどうやって実現するかというメッセージを伝えるのも早いので、決断のスピードについて不満や意見を受けたことはほとんどない。第一、自分が決定を先送りするのが最も嫌で、決定しないで置いておく物事を覚えておくのは得意ではない。
しかし、一度決めても、本当にそれで良かったか、万全に事を進めるにはどうしたらよいか、もし失敗したらどうリカバリーするか、についてはかなり考えている。先が見えないことについては、考えに考えを重ねる。これらは、否定すべきことではないとは思うが、程度問題には気をつけたい。
時折、不安のスパイラルにはまってしまうこともある。そうした話をコーチに相談したら、コーチのブログでも紹介されている「メンタル・マネージメントを読んでみたら」ということで出会った本だ。
良く言われているように、プラスのイメージをしっかりと持ち、目標を定めて準備をすること。プラスのイメージは「絶対に勝つ」という言葉に尽きる。そう、この本は、オリンピックの金メダリストによって書かれた本なのです。
もっとも「勝つ」と念じるだけでは不十分で、そのための練習や鍛錬は不可欠だ。一方で、ただ闇雲に練習しても不十分で、「勝ちたい」の一心で練習に集中する。
こう書くと、当たり前のように思えるのだけれども、これを徹底的にやるかやれないかで、勝負は決まるのだろう。勝負はほんの少しの差で決まる。今回のバンクーバー・オリンピックでもそういう瞬間を僕らは幾度も見てきました。
僕の中では、次の仕事で勝つ、というのが最大のゴールです。ここで言う「勝つ」とは、ビジネスでの大きさや報酬だけではないですが、今回会社を飛び出したこと、の意味がここにあると言ってよいでしょう。ワクワクしている自分ですが、この本を読んで、さらに勇気をもらいました。
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