おひとりさま仕事環境

先日書いたように、今週から六本木ヒルズアカデミーヒルズで、コーヒーを片手に次の進路の調べものをしたり、考え事に耽ったり、金融のニュースや記事に目を通したり…、という作業に没頭しています。

考えてみれば、パソコンを開けて、1日ずーっとパソコンに向かっている。書類をプリントアウトするのは面倒だしお金もかかるため、徹底してペーパーレスの生活を送っている。環境にはやさしいが、この生活で目が充血する訳です。六本木は元同僚や取引相手が多いエリアで、昼や夕方にミーティングをする機会も多いので、それがせめてもの救い。

疲れると眼下に広がる景色を見る。六本木ヒルズは文字通り、高台の上にある高層ビルで、僕がいるのは40階より上なので、眺めはとっても良いです。ただし、高層から見る眺めがクリエイティブにつながるかどうかは別。以前に紹介したクリエイティブ・クラスの世紀では、整然と整備されない自然環境の中で、クリエイティブな発想が生まれるというような事が書いてあった気がするが、東京の街は上から見ても都会でしかない。

しかし、東京は海外の都市と比べると雑然とし、それが良くも悪くも東京らしさを演出していると思う。あちこちに見える看板や電線は地上からの景色を特徴付けるし、上空や首都高からの景色でも特徴的なことがある。例えば、道路はまっすぐに伸びてないし、高層ビルもいろいろなところに、ぽつんぽつんと建っている。今見える範囲では恵比寿ガーデンタワーや代官山アドレス、大崎ゲートシティがランドマークとして目立ち、その奥に川崎あたりの高層ビルが並んでいるのが目立つ。

それでも、景色を見ていて発想がやわらかくなることはないかな。もしかすると僕が高いところが嫌いなのや、自然が非常に好きなことと関係があるのかもしれない。

アカデミーヒルズの昼間の利用者は、自然に考えれば大企業に勤めているサラリーマンではないはず。そういう意味では、それなりにクリエイターがいるはずだが、誰一人外を眺めて考え事をする人はいないので、高層ビルで働く環境は驚くほど良いことではないようだ。

アメリカの元本社ビルは違ったなあ〜。30階で高層だったけれど、サンフランシスコのベイが一望できて、近くのブルーと遠くのグリーン(山)が癒してくれたっけ。僕らのチームは、かなりの質・量の商品開発を実現させたが、その景色が役立ったと言っても違和感はない。

最近、おひとりさま業を始めた知人は、とあるオフィスビルの20階あたりの高さで、貸オフィスを利用している。そこは、近くに公園のグリーンが見え、とても落ち着いた空間。貸オフィスとは言え、常に同じ部屋を使えるから、パソコンを設置し、先日までの会社勤めとまったく同じ環境だ。ただし、自分でパソコンからネットワークまで、セッティングをしたから、ITサポートがあることの有難さをしみじみ感じたとのこと。

僕はと言うと、毎日ノートパソコンを持ち歩くので、最近新しいカバンが欲しくなった。ノート・パソコンというのは本当にパワフル。進路を決めていくのはデスク・ワークではないけれど、前の仕事で慣れ親しんだパワポに自分の考えをまとめていく。「ビジネスの話をしていく過程で仕事を見つける、という方法があるようだ」と言ってきたように、募集ポジションに応募する形での活動が難しいから、そのパワポは実際に使うこともあるのだろう。

さて、僕もかなりクラウド化に対応してきた方ですが、なにかとオタクなその知人もすっかりクラウド人になっていました。あれが良い、これが駄目と情報を交換し、iPhoneのお気に入りソフトについて情報交換する。膨大なiPhoneソフトから自分に合ったものを見つけるのは大変で、最近、友人たちとの間ではお決まりのナレッジ・シェアリングとなっています。



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