自宅のパソコン環境を改善しました

ここ数日、自宅のパソコン環境の改善作業にとりかかっていました。

自宅と言っても、約5年前にB5サイズのLet's noteというノートパソコンに替えてからは、そのノートをメインに使っています。そのパソコンは、重さが1キロをきり、サイズも小さいので、出張の時などで持ち運ぶのに便利です。特に、飛行機では威力を発揮します。横幅も小さく、開いても場所を取らないので、手元でちまちま作業をするのにはもってこいです。

そのノートパソコンが、いよいよ古くなってきたので、「買い替えようかなあ」と考え始めたのが、この夏の話です。2005年に発売されたモデルで、古いと言えば古いのですが、動作にはストレスを感じずに使ってきました。さすがに会社のパソコンと比べれば見劣りしますが、システムの起動を除けば、応答速度に不満はありませんでした。

もっとも、努力もしていました。コチラのXP高速化サイトさんには、かなりお世話になりました。レジストリ(システムの奥深い設定部分)を変えるところまでは、僕は怖くてできませんでしたが、それ以外の設定を変えるだけでも成果が得られました。

メモリも増設しました。以前、東芝のノートを使っていたときは、社外品のメモリでかなり痛い目にあいましたが、Let's noteの場合はそれもなく、数千円の投資でパソコンの寿命が延びたのです。

しかし、2005年のパソコンはHDDが80GBしかありません。iPhoneに入れた音楽が15GBを占め、加えて自炊によるファイルがますます場所を占拠し、HDDの空きが日に日になくなっていきます。最近は外付けのHDDが安いので、それを利用するという手もありましたが、できるだけ日常をシンプルに生きたい僕は、外付けと付き合うのが苦手なのです。

話題が狭くなりますが、Let's noteの最軽量モデルはRシリーズです。巷では、頑丈だとも言われています。なんでも、Panasonicの開発陣が、東京のラッシュアワーでも耐えられるモデルということで、作ったらしいのです。確かに、Vaioネットブックと比べると、無骨な外観です。それが逆に「ガンプラみたい」という人気も集めているらしいのですが…。

そのRシリーズが、この秋で無くなることが決まりました。代わりに出たのがJシリーズです。

Jシリーズはまだ店頭販売されていないようですが、性能の点で専門家による評価は高いようです。外観も良さそう。「女子力アップ」というコピーに、パナソニックの駆ける想いが伝わってきます。今までがガンプラでしたから。

しかし、革製のカバーを付けるという発想に目を疑いました。カバーの質がどんなによくても、所詮はカバーです。汚れたり、隙間にゴミがたまったり、いずれヘタって着せ替えたくなったり、とシンプルさを阻害する要素が満載です。おまけにカバーをはずすと、耐久性が落ちるらしいのです。

きっとカバーをカバーするカバーが発売されることでしょう。それは冗談だとしても、ヘタったカバーが何かにひっかかったり、特に狭い機内では不便なのではないでしょうか。

そこで、型落ちした夏モデルの在庫を見ました。所詮、パソコン。半年もしたら、もっと良いモデルが出てきます。であれば、少し前の最強モデルを安く買おうという魂胆です。単純比較はできませんが、Jシリーズのハイスペックのモデルから3割安くらいの値段で買えます。

価格.comだと、値段の推移が分かります。パソコンなどの値動きの激しい商品では、その機能は便利ですね。新しいJシリーズの発売前は、少しずつ値段が落ちていたのですが、発表から数日経ったところで、値段が上がる兆しが見えました。みんな考えていたことは同じだったのでしょう。値段が上がり始めたところで買いました。ここだけ見たら、ディーラーのようですね。

2つ並べてみました。まったく同じですね。新しいモデルが右です。細かいところは変わっていますが、使い勝手は良くも悪くも同じです。

しかし、パソコンの入れ替えというのは結構面倒です。無線LANにつなぎ、ウイルスソフトを移し、ファイルを移し、ブラウザやEvernoteなどの環境を整え、バックアップのHDDを設定し、iPhoneと連携しなおし…。もっとも面倒だったのが、ネットワークの設定です。Windows XPWindows 7では少し仕様が異なるようです。コチラのQ&Aで上手く設定できました。

このネタ、長いのですが、もう1つ話題が続きます。外付けモニターとの接続です。

外付けを好まない僕ですが、B5サイズのPCにモニターはあった方が良いですね。ふと調べてみると、モニターは大型化し、値段は小型化しているではありませんか。

いろいろ調べ、台湾メーカーのモニターを買ってみました。

BenQ 18.5型 LCDワイドモニタ グロッシーブラック V920P

BenQ 18.5型 LCDワイドモニタ グロッシーブラック V920P

今は液晶のバックライトがLEDだそうですね。重さは18インチで2.4キロです。当然、消費電力も低いし、場所も取らない。圧巻なのがその薄さです。


写真は失敗作です。真ん中にある黒い線のようなものが、モニターです。手前にペットボトルを置きましたが、隠れてしまって遠近感が分からなくなっていますね。でも、それくらい薄い、ということが言いたかったのです。

台湾メーカーの品質の良さにも驚きでした。ドット抜けもなく、画質もキレイです。これには裏話があり、実は電源がすぐに壊れてしまいました。それを品質の問題と考えるかどうかは、他のユーザーのレビューを見ないと分かりませんが、新品への交換は極めて迅速かつスムーズでした。そして、新旧2台の液晶パネルに関しては、安定した品質でした。

ちなみに僕は、そのモニターではテレビもゲームも見ないので、あくまでも単純なPCモニターとして使った場合での感想と受け止めてください。

 ※ ※ ※

台湾の製品を見て、連想したのは、日本の製造業に関する記事でした。モニターを構成する部品は単純です。僕のようにハイスペックを求めていない人にとって、モジュール組み合わせの製品は、国境を意識しないメリットが価格に現れます。保険として、日本法人が存在し、そこがまともなサポートを提供してくれれば、シェアも上がる訳ですね。


さて、モニターを設置した姿がコチラです。モニターの縁は、Appleが好きそうなツヤがある質感です。なかなか良さげだと思いませんか?




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