iTunesの設定(備忘録)

先日、自宅のパソコンを入れ替えたのですが、AppleiTunesの乗り換えを終えていなかったので、今日作業していました。


結構大変でした。

「これ」といったやり方が分からなかったので、ネットで「みんなどうやっているのだろう?」と検索しながら作業を進めました。最初から、iTunesのヘルプに、「パソコンを入れ替える方へ」と表示があったら違ったかもしれません。今後も、似たような作業をするかもしれないので、備忘録として記録に残してみます。

なお、僕の場合は、古いパソコンにiTunesを残さないという前提です。古いパソコンにも音楽を残し、使い続ける方は説明が違うところがありますのでご注意ください。


1. 古いパソコンの「認証をはずす」
実は、後から知ったのですが、最近Apple社では、パソコンの認証という作業を求めているようです。(僕の記憶が正しければ、昔はこういう作業は求められなかったはず…。)
認証とは、iTunesなどでダウンロードしたソフトや音楽を、認証したパソコンのみで利用できるようにするというものです。1ユーザー(iTunesのアカウント)につき、5台まで認証が可能とのことです。
作業自体はとっても簡単です。コチラのアップルさんの説明で、やり方が分かると思います。
「認証をはずす」ためには、はずしたいパソコンのiTunesを起動し、そこで操作をする必要があります。認証を得る場合もはずす場合も、そのパソコンからのリクエストによって、Apple側が登録を更新しているようです。おそらく、パソコンに固有の番号(アドレス)を集めているのでしょう。このことが注意点です。
つまり、このことを知らないでそのパソコンを処分した場合は、認証をはずす機会を逃してしまうことになります。僕も、数年前に入れ替えたパソコンを認証したまま処分してしまったので、合計で4台までしか使えません。(4台あれば、十分ですが…。)
一応、最終手段として、認証を全部はずして、残したいパソコンのみを再認証するというやり方があるようですが面倒ですね。Appleさんには、事前の周知の方法を考えて欲しいなあ、と思います。


2.音楽ファイルを移動(コピー)する
次に、音楽ファイルをコピーします。(移動が完了したことを確認してから、古いパソコンの音楽を削除しました。)
iTunes上にある曲は、1曲が1ファイルになって保存されています。そのファイルを移してしまえばOKです。
僕は、全体のうち95%の曲が、CDからの取り込んでいます。iTunesストアからダウンロードすることが多い人は、別の方法(たとえばホームシェアリング)がより便利かもしれません。
曲はどこに入っているかというと、iTunesのメニュー「編集」から「設定」を選び、「詳細」というタブをたどっていくと、「iTunes Media」フォルダの場所が書いてあります。余談ですが、新しいパソコンにiTunesを移すときは、このフォルダを最初から自分の好きな場所にしておく方が良いかもしれませんね。僕は、バックアップしやすいように、My Documentsの下にフォルダを作っています。
これにより、新旧パソコンの設定が分かりましたから、次はいよいよ古いパソコンの音楽ファイルを、新しいパソコンへコピーする作業です。

ちなみに、古いパソコンの「iTunes Media」フォルダを観察すると、「Music」というフォルダがあって、その中に、「アーティスト名(フォルダ)」→「アルバム名(フォルダ)」→「曲ファイル」という階層で、ファイルが保存されています。先ほど、「音楽ファイルをコピー」と言いましたが、実際の作業は、アーティスト名(フォルダ)以下のすべてです。つまり、階層ごとコピーしてしまえば良いのです。

iTunes Mediaというフォルダに行くと、「iTunesに自動的に追加」というフォルダが見えます。

実は、ここがポイントです。先ほど、古いパソコンを見ると、「Music」というフォルダにファイルが入っていると言いました。このことから、新旧パソコンの「Music」フォルダ間でコピーをすれば良いと思いがちですよね。しかし、それを行っても、iTunesはアルバムも曲も認識してくれません。
では、どうしたら良いかというと、「iTunesに自動的に追加」というフォルダにコピーすると、まさにiTunesが自動認識してくれるという仕組みになっています。これは、何か理屈がありそうだ、という理解はできますが、ちょっと不親切な気もしますよね。


これで、音楽が新しいパソコンに乗り移りました。

一つ、問題があって、アートワークと呼ばれる、CDのタイトル画像が一緒に移ってくれません。理屈では、アートワークスは各曲のファイルに読み込まれるようなのですが、ファイルをコピーしたら情報が消えてしまいました。どなたか、教えて頂けるとありがたいです。


3.アートワークスの復元
CDのタイトル画像があると、アルバムと曲の関連が付けられて楽しくなりますよね。iTunesでは、メニュー「詳細」から「アルバムアートワークを入手」を選ぶと、自動的に画像を集めてくれます。
しかし、ユーザーに選択権はありません。勝手に集めてくれたのは良いが、「その画像、僕が持っているのと違うじゃん!」ということも頻繁に起きます。そして、日によっても違うようなのです。今日、この操作をしてみたところ、以前に入手した状態よりも悪化していて、アートワーク数が減っているのです。僕の場合ですが、おおよそ40%くらいのアルバムしか画像が集まらなかったような気がします。
調べてみると、便利なサイトがあるものです。Broadway(昔は、Voralent Invidi)というソフトが、かなり便利なのです。
ダウンロードして使ってみると、Googleなどの検索エンジンを使って、「これかな?」と思われるCDのタイトル画像を自動で選んでくれます。BroadwayはiTunesとリンクします。iTunesとBroadwayの両方を立ち上げたまま、画像がない曲をiTunesで再生すると、Broadwayが勝手に画像を探してくれます。画像は複数、紹介されます。
探してくれたもののうち、ダウンロード数の高いものが上位にくるようになっているそうです。例えばこんな感じです。

pointというのが人気度ですね。有名なアルバムは1000を超えています。
実際に使ってみましたが、マイナーなアルバムでもかなりのヒット率です。iTunesに移すのは簡単で、画像を選んで右クリックして、「アルバムアートワークをiTunesに転送」を選ぶだけです。

どうしても見つからないアルバムは、自分でAmazonから画像を拾ってきて、iTunesに転送することもできます。メニュー「ファイル」から「ローカルの画像ファイルをiTunesに転送」を選べばよいのです。
もしかすると、自分のお気にいりの写真をお気にいりの音楽に貼り付ける、というのも良いかもしれませんね。


【編集後記】今回もパソコンネタになりました。作業経過をスクリーンショットして、画像ファイルを整えて、文書に貼るという作業をやっていると、仕事でマニュアル作りをしていた頃を思い出します。
最近は、ちょっと困ったことがあっても、ネットで検索するとだいたい解決します。既に解決した人が、方法を教えてくれるからです。
僕の経験がどれくらい活きるかは分かりませんが、少しでもこうした形で、ネット社会に恩返ししたいと思って、記録に残してみました。




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