日本平ハイキング

週末に、静岡市にある日本平(有度山)に登ってきました。

日本平は標高308メートルの低山です。旧静岡市(今の駿河区)から見ると、東側に位置し、なだらかではありますが存在感のある山です。おそらく、平地である市街地から見える姿が、標高差を大きく感じさせるのでしょう。

家康が埋葬されていると言われる久能山東照宮があるのも、この日本平のエリアです。有度山(うどやま)の山頂近くには、車で上がることができ、そこからロープウェーで降りて久能山(標高216メートル)に行くことができます。久能山へは海側から石段を歩いて登ることもできます。

今回は車を使わずに、市内から歩いて有度山に登り、そしてまた市内へ戻るというハイキングです。往復10キロちょっと、2時間ほどの、お手軽ハイキングと行ったところでしょうか。


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なぜ日本平に歩いて登ったかと言うと、僕が小学生のときに何度か登ったからです。当時は、学校行事で日本平に(なるべく)走って登るという強歩大会がありました。日本平山頂は、初日の出が拝める絶景ポイントで、寒い中を夜中に登ったこともありました。

当時登ったコースは、小学生だったために記憶にありません。少し調べてみると、静鉄のホームページに案内があったので、それをプリントアウトして登ることにしました。往路は草薙駅からの「伝説の森ウォーク」コース、復路は草薙運動場を目指す「アートウォーク」コースにしました。コースが幾つもあるというのは、なかなか楽しいものです。

ボーイスカウト育ちの僕は、地形図とコンパスを持ち歩かないと落ち着かないのですが、案内板がしっかりあるらしいという情報があったので、先の案内図だけで登りました。こういう姿勢は、いつか痛い目にあうのでしょうね。今度から改めたいと思います。

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この日の見どころは、トレイル(山道)に入るまでの景色にありました。


みかんの木、さすが静岡。


柿の木。1本の木に柿がこんなに生るなんて知りませんでした。


農家では柿が干してありました。


茶畑、の向こうに富士山がうっすら見えます。わかるかな?


ふたたび茶畑。

どれも日本の原風景ですね。そこへ静岡ローカルの味が加わった景色です。山があって、自然の恵みがあって、人々の生活があるのです。

たまたま歩いたのが秋というのも良かったのかもしれません。収穫の秋は、心が穏やかになりますね。

トレイルに入るとそこは森の中です。太陽の光が遮られ、空気が澄み、遠くからは日本平動物園の動物の鳴き声が聞こえました。

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往路の「伝説の森ウォーク」コースは4.6キロ。比較的一定の調子で登っていきます。途中、急な階段が2か所くらいありました。特に難しいところはないですが、トレイルに入ると木の根や小石で滑りやすい箇所もあるので、トレッキング・シューズで登った方が安心です。要所に案内板があって、分かりやすいコースです。

復路の「アートウォーク」コースは5.7キロ。こちらはアップダウンがあります。僕が小学生のときに使ったコースはコチラでした。アップダウンが疲れた足に堪えます。山頂近くは、ゴルフコースの横を通るのですが、そこは表面が丸い石が敷かれています。下りや雨の後は、滑りやすいでしょう。山を下りる人を想定していないのか、こちらのコースを下る場合は案内板が少なく分かりにくいです。




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