大企業病

先週の金曜日は、1週間の仕事の疲れがたまりにたまり、嫁とのディナーは駄目駄目状態。話に集中できずにただただ食べ物を口に運ぶというありさまでした。週末、体を動かして、ぐっすり寝ることでようやく復活しました。

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3月に移った今の会社について、おおよその事が分かってきました。

同時に、こうすれば良いのに、というアイデアがたくさん出てきました。そのアイデアの多くは、僕のこれまでの経験から導き出されたもので、今の会社にはすぐに受け入れられないでしょう。それより、そもそも今の会社が、現状を何とかしたいとどれくらい深く考えているかによって、受け入れるスピードは変わってきます。

それはまるで大企業が陥る罠のごとしです。外資系の日本法人なので、東京で働く人数は多くはありませんが、海外拠点とのやりとりが絡むとなると、会社の大きさはかなりのものです。

現状を何とかしたいという気持ちを盛り上げ、停滞した発想や行動を崩していくことが、僕の目指しているゴールです。その裏側というか表側には、お客さんからわが社を見たときに、より良い姿に変わっていくことが目標なのです。しかし、そのためには周囲を巻き込まないといけません。この作業にどれくらいの時間がかかるのかは、今は分かりません。しかし、慌てず、着実に事を進めたいと思っています。

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今までの自分は、こうした環境に居続けることに辛抱できず、職場を変えたり会社を変えたこともありました。しかし、今回は違います。こうした大企業病とも言える状態に陥っている会社を、どうやったら変えられるのかについて、自ら経験し、悩み、そして最終的には変えるという成果を得たいと思っています。

大企業と言っても、僕が今まで経験した日本の会社の場合は、日本人の経営陣と経営というモノ・カルチャーの文化だったので、変えることは到底叶わない話だったのでしょう。しかし、外資系の場合は、組織の中にはいろいろな考えの人がいるし、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのアジア圏などは、スピード感のある経営をやっています。

今までは、何かのゴールに向かうとき、寄り道もせず、脇目も振らずに、効率かつ強い意志で進めてきました。今の会社は、そこに至るまでに、畑を耕し、対話をし、まだ知らない価値に対して認識をしてもらう作業が必要です。

これまで経験したことが、どれだけ活かせるのか、試す絶好の機会です。また、40代でこうしたチャレンジができることは感謝です。1日1日を、大切に使っていきたいと思ったのでした。




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