「考える」ために行っていること 〜 細切れ時間の活用

先週末あたりからロンドン・オフィスとの会議やメールのやり取りが急に増えて、午前様の状態が続いています。あるプロジェクトの締め切りが迫っていて、しかもその締め切りが急に決まったので、バタバタっという慌しさで物事が進んで行きます。
反省すると、今回は他の案件も重なって忙しかったゆえに、本来すべき準備、例えば先回りしてスケジュールを固めるとか、必要そうな人たちとのコミュニケーションが十分にできなかったことがあります。「段取りダメダメ」の状態・・・。
こういう「考える」タイプの仕事に対して、うまくいくときの僕の仕事のやり方は、たいてい決まっています。「考える」という作業は、朝の通勤中か、朝シャワーを浴びているときに行っていて、良い考えが浮かぶと、それをすかさず書きとめていきます。
仕事のスパンは様々です。今日こうしようというのもあれば、今週、今月、来月、今年っていうのもありで。最も大事なのは、机から離れ、一歩引いてみることだと思います。案件によって勝負どころは違うし、攻め方・仕事の進め方も違うので、一般的な方法論には固執せずに、その場で感じた「直感」を大事にしています。仕事は自分で段取りを決め、自分で操縦している感覚になれると面白い。
こうした工夫は人それぞれだと思いますが、僕は細切れの時間を使って少しずつ考える方が、まとまった時間があるよりも考えが思いつくようです。まるで、脳の中でいろんな引き出しが用意されていて、それを頻繁に使っているうちに、相互をつなぐスピードが上がるようです。どうやったらそれができるのか、という技は持ち合わせていませんが、どうもそういうふうに出来ているらしいのです。
あと大事なのは、せっかく思いついた考えは、実行可能な範囲でなるべく早く実行すること、です。そうしないとどういうやり方が良いかも蓄積できないし、準備が後手に回ることが多いのです。順序を考えすぎたりするよりも、まずは行動してしまった方が良いことが多いようです。




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