人の話を聞かないのは良くないが・・・

僕は人の話を「良く聞いていない」と言われます。正直に言うと、そのとおりだと思います。でも最近はいくらか改善されつつある、らしい・・・。

仕事上で、人の話を聞いていないのは、良くないことだと思います。でも、今日はちょっとだけ反論してみたい。これは僕の身勝手であって、考えを押し付けるものではないので、もし傷ついてしまった方がいらっしゃったらご勘弁いただきたい。

例えば、職場で「仕事の進め方で相談があります」とか「人間関係で・・・」と言われれば僕は相当集中して人の話を聞きます。表情や、声質から来る情報までも。これは同僚や上司という立場がそうさせるのではなく、「何か手助けできれば・・・」という気持ちから来るのだと思います。

一方で、仕事で戦略を練っていたり、議論している場面では、少し違います。相手の論点は抑えて賛成できるところとそうでないところを表明できるだけの聞き方、捉え方はしますが、同時にどんなことを次に話したら議論が展開されるか、あるいは必要とされている意見が言えるか、を考えることが多いようです。考えがすぐ浮かんだときは、相手が話し終わるまで余裕のまなざしを送れるのですが、そうでないときは、ちょっと目線があっちの方向に行っていることがあるのかもしれない。今日もそんな場面が何度かありました。関係者の方には申し訳なく思います。

でも仕事で、特に何か新しい考えを求められていたり、難しい判断を強いられていたり、そんな場面だったら、話を一通り聞いてから「難しいね〜、さあ、じっくり考えよう」とばかり言う訳にも行かないのではないでしょうか。僕の場合は、組織の中での持ち味と役割は、何か新しい考え方・やり方を持ち出すことにあると思っているので、「聞いていない」というより「最後まで聞くことだけに集中できない」のです。

でも、例えばチームのみんなが僕のような志向の人だと、とんでもないことになるかも。確かに、似たようなタイプの人と議論すると、話はあちこち飛ぶわりには結論が出ない、つまり収拾がつかないこともままあります。という訳でこの考え方は決してお勧めするものではなく、単に1例として・・・。

なお、別の話題になりますが、議論のための議論だけはしないようにしています。議論の勝ち負けではなく、何が目的で議論しているのかを常に意識するようにしてます。




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