考える技術・書く技術
今日、職場で仕事に没頭していると、いきなり横で「あっ、バーバラミントだー」って話かけられ、「えっ、ミント?」と一瞬頭の中が真っ白になりました。先週より、家でミントを育てていて、一昨日あたりから芽が出てきたものだから、「あれっ?これは夢の中か?」と思っていたら、話しかけた人はにこやかに「私これ好きなんです〜」と本棚の方を見て言う。バーバラミントはかの有名な『考える技術、書く技術』(グロービス)の著者なのです。
この本に出会ったのは、ほんの偶然でした。本屋にて、かれこれ15年くらい前のことです。まだ駆け出しの調査員だった頃、先輩から「おまえの文章は読みにくい」と言われたのがきっかけでした。仕事柄文章を書く機会は多かったのですが、読みたくなる文章と単なる文章は全くの別物。この本のすごいところは、いかに読み手をひきつけるか、を考えることから始まります。単なる文章テクニックだけではない、人に話しを聞いてもらう、自分の論理を展開する、というお仕事全般に使える技術です。
最近は、文章を書くことが減ってしまい、気合いを入れたレポートというのは年に片手くらいの本数です。でも、昔訓練を重ねたせいか、いざ文章を書くモードに入ると、一気に書いてしまいます。仕事の種類によるかもしれないけど、仕事の達成記録や知識の蓄積という意味で、文章に残すということは大事です。また、文章は慣れないと書くのにも校正にも時間がかかりますが、たとえ周りから言われなくても、また誰も読んでくれなくても、文書を書くことで得るものは大きいと僕は思います。
文章を書き終えたときの達成感、最後にページを入れたり、フォントを整える瞬間って、アドレナリンが出ていると思いませんか?
- 作者: バーバラミント,Barbara Minto,山崎康司
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 1999/03/01
- メディア: 単行本
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