仕事を見つける感覚 〜 リーダーそしてリーダー予備軍の仕事術

チーム・マネジメントや、リーダーの仕事には、定型的なものは少ない。昨日の日記のように、人に関する仕事の割合が最も大きいと思うけれど、他にもいろいろある。いわゆる企画的な仕事というのがそうだ。それには、チーム運営に関するもの、人材育成、ビジョンの策定、そしてビジネス企画、予算管理、など多岐にわたる。

こうした仕事のほとんどは自分でみつけなければならない。上司が指示をしてくることはそんなに多くない。上司に時間的余裕があれば、そういうコーチングも期待できるかもしれないが、待ってばかりでは自分の成長も限られてしまう。積極的に仕事を見つけ、それを試し、報告するという感覚が大事だ。それにしても前例がなかったり、自分の直感を頼りに進まなければならないのは、簡単な作業ではない。

この感覚、何もマネジメントの仕事に就かなくても同じ。むしろ、そういう仕事に就く前から、それを意識することで、マネジメントやリーダーシップの扉も早めに開くと思う。じゃあ、見つけ方のコツには、どんなことがあるだろう?

僕の場合は、特別なコツっていうものはなく、普段の会話、観察から直感的に何かを感じ、後から理由を付け加えるケースが多い。「直感を頼りに」では元も子もない話だし、自分自身もここで何かを伝えようと考えに考えたのに、辿り着いた意見だったので、残念かつ違和感を感じる。

しかし、これだけスピードが要求される時代には、決まりきったコツがある方が却っておかしいだろう。コツに従った結果、手遅れになったという話は容易に想像がつく。

直感をもう少し解説しようと試みると、ある程度の情報を量で拾いつつ、その中から使える知識や考え方を、引き出しから出していくという感覚、だろうか。日々の情報収集と、引き出しから出すという訓練を、場数をこなしてやっていくことが良いようである。




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