仕事の基本(基本動作)

ここのところ会社の人と話していた内容。いくら仕事ができていたとしても、1)挨拶が出来なかったり、2)整理整頓が下手だったり、3)返事が滞っていたり、4)ちょっとした機転が利かなかったり、5)周囲に心配をかけていたり、6)声が小さかったり、7)相手への関心が薄かったり・・・。

いずれもネガティブな話で恐縮だが、これらが仕事の相手に与えるマイナスの印象は小さくない。実際に、仕事は出来たとしても、全面的な信頼を得るには程遠い。

勿論、完璧な人はそういない。だけれども、根本的に何かが欠けていると分かった段階で、がっかりすることは多い。人と人とで成り立っている仕事の場合は特にそうだろう。

周りを見渡すと、先に挙げた7つの項目が、明らかに出来ている人とそうでない人に分けられる。出来ている人は、比較的若い年代のときに、下積みを積んできたり、会社が厳しかったケースが多いようだ。

出来ていない人は、かなり苦労をする必要があると思う。しかも、今どき、こういうことをチクチク指摘してくれる上司はいないかもしれない。言う方の上司だって嫌だろう。あるいは、流行の「お仕事ハウツー本」で書いてあるだろうか。

ちなみに、僕の前の会社では、これらを「基本動作」と呼んでいた。指摘をするかしないかは、上司の親心によっていたけれど、僕の場合は、事ある毎に説教を聞かされ、出来ない人がいると連帯責任を取らされ、出来ない人はジメジメと指摘されたものだ。そのやり方が上手かったかどうかは別として、そういうメッセージをもらったことは、その後の仕事人生において良かったと思っている。

今の僕には、そこまでの手間はかけられない。一般論で、こうあるべき、という話はするだろうけれど。

他のお仕事でもこれに類することはあるのだろう。野球選手がグローブを大切にしたり、料理人が包丁を研いだり・・・。オフィス・ワーカーの場合は、報・連・相と周囲への関心なのだろう。なぜならば、自分一人ではできない仕事が多いからだ。




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