出張の成果を高めるには?〜プラスいろいろな出張術

出張から帰ってきました。海外出張が多いので、あちこち行ったり来たりするのは結構大変です…。

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米国西海岸からの帰りは、昼間に現地を出て、夕方に東京に着くパターンが多いので、機中は少しだけ寝て、あとは起きて過ごす。機中は絶好のビジネス・スペースで今回の出張から沸いたアイデアをあっという間に5枚のレポートに仕上げる(詳しくはコチラ)。

しかし、出張というのはどういうペイオフ(費用対効果)なのだろう?人と直接会って話すのは、電話やビデオ会議よりもやはり効果が高い。しかし、それだけではもったいないので、海外の人たちの目線で日本のビジネスを考えたり、期待されている役割を考えたり、あるいは会話の端々からそれらを感じ取ったりする。つまり、明示的な出張の目的以外にも、得られるものがあるはずだ。

また、いつもの環境から離れることで、これからどんな仕事をすべきか、どんな風にやるとより効果的なのか、を冷静に考える機会にもなる。さらに、仕事の幅や質をあげるにあたり、見本となるような人を海外に見つけ、仲良くなっておく。英語の会話で落ち込んだ思いを強く胸に抱き、次の精進の活力とする、なども得られる。

どうやら、出張の過ごし方によって、目的以上の成果が得られ、それによってペイオフは上がっていくようだ。


海外出張と言えば、出張のコツが幾つかあるなあ、と思って書き出してみた。移動に関する部分だけでもこれだけある。
・飛行機に乗ったら、時計をすぐ到着地の時間に合わせて、メンタルに時差調整を始める
・到着地のリズムに合わない機内食は食べない
・音は疲れの原因になるので、耳栓と、ノイズキャンセリングのヘッドフォンを活用する
・席は通路側にして、少しでも頭上空間を広く感じるようにする、
・携行する小物類はいつも同じようなものを同じようなところに収納して探すストレスを軽減する


だいたいの出張は、1)行く前、2)行っている間、3)帰った後、の3つに分けると、帰った後が一番忙しくなる。それが出張が有意義だったかどうかのサインだろう。



【編集後記】僕の海外出張は、1〜2週間のあいだ現地に滞在することが多いです。そのためか、東京からたくさん本を持っていきます。本は重いので、お土産を含めた帰りの荷物は、さらに重くなり20キロを越えてしまうこともあります。20キロと言ったら、航空会社によっては超過料金の対象にもなるほどです。10年前に買ったスーツケースがかなり傷んでしまい、キャスターは割れ、今回は加えてふたがきっちりと閉まらなくなってしまいました。





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