人は見た目が9割

今日の仕事は、取引相手の方に僕がインタビューをするというものだった。この方はシニア・マネージャーで、会社としての意見を伝える役割を担う。

ご本人の顔立ちはポーカーフェイスで、実際に話しているときもポーカーフェイスだった。しかし、強調すべきところでは身振り手振りを加え、目線でしっかりと意志を伝えてくる。この人の話していることは信頼できるな、という印象を受けた。

プレゼンのトレーニングはずいぶん昔に受けたことがある。また、マネジメント研修では、チームの前で話すという状況設定で、目線が意味するものを学んだりもした。しかし、今日の経験は、包括的に、顔から発せられる情報がどう人に映って、ではプレゼンターはそれをどうコントロールするか、ということに興味が沸いた。このあたりは、『人は見た目が9割』にも触れているところである。

こういう場面も昔あった。責任のある人が、人の話を聞いているときに、顔色や表情に集中力が欠けているように映ったのだ。自分が話しているときは、自分の表情は意識しやすいが、聞いているときは意外に油断してしまいそうだ。

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ところで、この話題は、母国語によるプレゼンであれば、まだ組しやすいが、外国語によるとなると難易度が増す。言葉を選んでいるときは、一瞬なのかもしれないが目線を少しはずして考えてしまうのだ。それが与える印象は、本来の自分の伝えたいものとは異なっているはずだ。そう考えると、語学力って、単に話せるということだけではなく、表情を含めてどう伝わるか、ということだと思った。

今読んでいる『忍者ハットリくん』はポーカーフェイスだ。いや忍者だから、いろいろできるのか…。

人は見た目が9割 (新潮新書)

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忍者ハットリくん (1) (中公文庫―コミック版)

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