リーダーシップは誰のもの?

今日のランチは、社内のリーダーシップ研修のフォローアップ・セッションで、僕はスポンサーの立場で参加した。つまりは、オブザーバーというか、質問者の立場での参加。「研修の後、どうでしたか?」「今後、どうやって実践して行きますか?」というような質問を投げかけながら、ランチは進んだ…。

話を通じて感じたのは、参加した人みんなはリーダーとしての自覚を持ち始め、実際にそれを実践に移しているということだった。みんなと話した中で感じたことだが、しつこく「リーダーとは、マネージャーでも組織の長でも部下を持っている人でもない」という話をしてみた。この話の元は以前の日記に書いている。

大事なのは、組織図ではない。誰もが一芸、他の人よりもいいものを持っていて、それがビジネスや他の人のスキルアップに貢献できるのであれば、それを惜しまずに提供しよう、ということだ。これを行うのに、肩書は必要ない。そして、上司の指示や会社の指名を待つのではなく、自ら率先してやるのだ。自分を信じて!

そういう意味で、リーダーとは、自分は何ができて、何が得意で、会社やチーム、他の人に対して何をしてあげられるか、何をしてあげたいか、の自己分析から始まる。上下関係を意識せずに、フラットな意識の中で、自分を表に出すことがそれに続いて求められる。

こうした活動を繰り返し繰り返し行うことで、周りからの信頼も集まってくるし、仕事も集まってくるだろう。結果として、マネジメントの仕事を任せられたり、チームを率いることを期待されるかもしれない。そうなると、外見的にもリーダーである。

逆はしんどい。ここで言うリーダーシップの経験がないまま、チーム長を任せられたりすると、実際に肩書きや期待の方が大きすぎて、うまく回らないことも出てくるだろう。リーダーシップは、どんなレベルでもどんな頻度でも、日常の中で発揮し始めて経験を積むことがよろしい。やっていくうちに、大きく育っていくものだと思う。




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