仕事するのにオフィスはいらない
佐々木俊尚さんの『仕事するのにオフィスはいらない〜ノマドワーキングのすすめ』をページを折り折りしながら読んだ。
- 作者: 佐々木俊尚
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2009/07/16
- メディア: 新書
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大きく分けて2つのテーマがあり、「働くスタイル」の話と「テクニック」の話だ。
未だ休職・充電中の身にとって、今は「オフィスなし」の疑似体験となっている。充電中にたくさんの人、本、価値観に触れたいと思い、自宅から飛び出す日も少なくない。予定の合間に自宅に戻るのは大変なので、図書館やコーヒー店をオフィス代わりに使っている。
自己管理が重要なのは言うまでもないが、オフィスの中では必ずしも求められないレベルがあることに気付かされた。オフィスでは、タスクに追われ、企画やスケジューリングを行うにしても自分の管理下か少し上の範囲を行うことが多い。しかし、オフィスにしばられない場合、逆に全ての企画と行動計画を構成しないと、時間ばかりがあっという間に過ぎていく。
この本で紹介されている情報収集と加工のテクニックは実に面白い。基本はクラウドと、どんな仕事環境でも同じ作業場があることだろう。具体的なクラウドのリンクや設定方法が書いてあるので、早速幾つか試してみる。
理屈は簡単。こればかりは使い続けて自分に合ったものを、体の一部にしていくしかない。
それにしても、iPhoneやBlackberryの登場で、いよいよその仕事のスタイルがやりやすくなったようだ。思い起こすと、JornadaというHPのPDAに始まった僕の移動オフィス熱は、いつも快適さを得られず、最近冷めきっていた。そろそろiPhoneですか・・・。
遅まきながら、低価格ノートが流行る意味もようやく分かった。しかし投資もほどほどに抑えないと・・・。
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