書評〜「結果を出す人」はノートに何を書いているのか

書店で並んでいるのをペラペラみて、つい買ってしまった本。宣伝されている内容よりも面白い。

書店で見ていると、「ルーズリーフは上級者向け」という記述が目に飛び込んできた。僕は、これまで1枚1枚めくるタイプのノートを使っていて、用途別にファイルしてきた。その方が、後で用途別のファイルを見れば、思い出せると思ったからだ。しかし、近ごろは整理する時間が追いつかず、効果が全くなくなってしまった。

著者のノート術が書いてあって、僕には少しマニアックに思えたけれど、小さなメモパッドの活用とか、メモや資料をノートにペタペタ貼るとか、「それ僕もやってる」ということが書いてあると、何だか嬉しい。

きっと、この本が面白いと思ったのは、著者のちょっとした工夫が満載なのと、そうした工夫する姿勢が好きだからなのだろう。

仕事の多くはデジタル化されたのに、紙は減らない。紙の良いところは一覧性に優れている点にあって、ノートの良さはそこにある。そう聞くと、アナログの良さを再認識するが、アナログは不便なことも多いので、工夫が必要になってくる。小さな工夫は、それ1つではたいしたことがなくても、毎日積み重なっていくと大きいものになる。こういう積み重ねの効果って、考えるだけで楽しくなりませんか?

「結果を出す人」はノートに何を書いているのか (Nanaブックス)

「結果を出す人」はノートに何を書いているのか (Nanaブックス)

  • 作者: 美崎栄一郎
  • 出版社/メーカー: ナナ・コーポレート・コミュニケーション
  • 発売日: 2009/09/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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と書いておきながら、最近iphoneを手に入れた僕は、デジタルの方もいろいろ試しています。さて、どういう落ち着き処になるのでしょうか。




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