会話がとぎれない話し方

新聞広告で気になっていて、書店で手にとって、目次も中身もあまり見ずに軽い気持ちで買った本。タイトルも装丁もハウツー本っぽくて、普段なら手にも取らない本だと思う。おそらく、自分は話をするのが苦手と思っていることと、会話における沈黙が耐えられないタイプなので、無意識に興味がかきたてられたのだと思う。

しかし、読んでみると、ここ数年で学んだことが書いてある。傾聴、共感、自己開示…。それをいろんな言葉や場面でノウハウっぽくも見せられるけれど、著者のメッセージは相手に合わせる、相手の話したいことに集中する、自分のことも見せることで他人にも開いてもらう、などコミュニケーションの基本的な要素をしっかりと押えてアプローチをしている。

これらは、心理学で学んでいる内容そのものだ。それを実践的な立場で書いているところが頼もしい。

「会話がとぎれない」「話が続く」ということが目的なのではなくって、人は何故話すのか、コミュニケーションを取るのか、ということを意識して話すことが、会話がとぎれないことにつながるということに気付くだろう。

誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方 66のルール

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