「決断できないリーダー」が会社を潰す

「決断できないリーダー」が会社を潰す (PHP文庫)

「決断できないリーダー」が会社を潰す (PHP文庫)

著者は冨山和彦さんで、以前の日記で紹介したように、別の著書「会社は頭から腐る」に次いで読ませて頂いた。

基本的なメッセージは共通する部分が多いが、自分やより若い世代の人に対し、「キャリアとは?」をより具体的に問いかけてくる。

若いうちに失敗をした方が良いという言葉が印象的だった。自分はどうだろうか?若い頃、留学(国内)した先で、より優秀な人に出会い、自分の進路を考え直したこともあった。仕事での失敗もあったし、価値観を変えられない組織の壁もあった。そして、それらを乗り越えて、今の自分があると胸を張って言える。

しかし、最近もまた失敗や挫折を経験している。いずれも、自分のとってきた行動や判断に後悔はない。ただし、気付かなかったことに対する後悔や、たった1つの先送りが後になって大きく響いたという後悔もある。そして、今はそこから学び、また挑戦をしようとしているところだ。

自分に厳しく、というのは本当に大変なことだ。逆説的だが、ある程度の逃げはあっても良いように思えるのだが、根本的なところで怠けたら駄目だということだろう。なぜなら、人は楽な方へ進む生き物だからだ。




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