サラリーマンのための「会社の外」で稼ぐ術

柴田さんは日立の社員だそうです。その方が、副業でも稼げるようになった経験を明かしてくれます。

サラリーマンのための「会社の外」で稼ぐ術 複数収入獲得マニュアル (朝日新書)

サラリーマンのための「会社の外」で稼ぐ術 複数収入獲得マニュアル (朝日新書)

この手の本としては、藤井さんの「週末起業」もおすすめです。昔、読んだのですが、書評は書いていませんでした。たしか、このブログの読者である会社の人に勘ぐられると嫌だなあと思って書き控えたのだと思います。

どちらの本も、なぜ「独立起業」ではなく「副業起業」にすべきかについて書いています。「専業サラリーマン」ではなく、「副業起業」という点も気になりますね。

週末起業 (ちくま新書)

週末起業 (ちくま新書)

柴田さんの本は、ご本人以外の副業の例が幾つか紹介されている点が面白い。アフィリエイトで稼ぐ方法とか、不動産投資などが挙げられています。

個人的には、アフィリエイトなどの実例は知って面白いけれど、自分には関係がないので、なぜ副業なのかについて詳しく書いている藤井さんの「週末起業」の方が面白かったです。もっとも、当時より時間が経っていて、副業という概念が浸透してきたので、柴田さんはより具体的な内容にしたようにも見受けます。

起業とは関係がないのですが、サイトやブログを通じて事業をする人の「書く力」について、面白い指摘がありました。「自分はこんなに知っている」と書くよりも、「自分は苦労してここまで分かったけれど、もっと楽な方法はありませんか」と書くと良いとありました。自分が知っていることを伝えるのがスタート地点だけれども、伝える一方ではなくって相手に引き出してもらいつつ自分を出すのが良い。

コミュニケーションにおける「聞く力」や「共感」を活用することなのでしょう。書くという伝え方でも工夫次第でそういう場が作れるという点が勉強になりました。




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