季節の変わり目とともに・・・

来週は早くも4月が始まりますね。

まだまだ震災の傷が心に残り、いろいろなことがいままで通りに行かないのですが、季節は確実に春に近づいています。季節が変わるのは自然のおかげですし、暖かくなるということはいろいろな不自由を緩和しますから良いことのはずです。しかし、春という言葉の響きが、同じ自然の営みの結果受けた震災と相容れないので、今年は素直に受け入れられる気がしません。

自然から少し話を反らすと、僕の周囲には春を感じさせる人の動きがあります。元同僚や友人が、新しい挑戦や人生に向かって、転職をしたり新しい仕事を始めるのです。今年は、僕が以前に勤めていた会社(合併されてしまいました)から巣立つ人が多く、4月から新天地に活躍の場を求める人が複数いらっしゃいます。

僕は一足早く転職をした組にいますが、こういう季節に心機一転というのは良いものです。以前と同じような仕事でも、周囲の人も違えば、状況も違います。その中で、五感や六感を働かせながら、吸収すべきものは吸収し、自分の持ち味を出していけば良いのです。

慣れない環境で戸惑うことなどはたくさんあるでしょう。しかし、誰もが、少なくとも一度は「はじめての環境」を経験しているはずです。「はじめての環境」は、年齢がいくつであっても、転職や転勤をする度に経験することであり、人は意外にもそうした変化に順応できるものだと、僕は思っています。

順応するためには、周囲に合わせているだけでは駄目で、自分の持ち味をしっかりとその中で出していくことだと思います。持ち味を出すと言いましたが、それは無理に行うものではありません。却って、逆効果になるかもしれません。自分が思っている持ち味は、自分勝手な思い込みから作られたものかもしれないのです。

しかし、周囲の反応や知識や能力のギャップ、性格の違いなどから、自分がどういうときに周囲に貢献できるのかというのは、徐々に見えてくると思います。そうした価値に敏感になって、周囲を助けたり、雰囲気を作ったりしていけば、自ずと自分のポジショニングが見えてくるのだと思います。

4月から新しい職場に移る人も、そうでない人も、少なからず新しい挑戦をされることだと思います。みなさまのご活躍をお祈りしております。




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