新しい年を迎えました

久しぶりの日記です。前回が8月の後半でしたから、4カ月もお休みしていました。自宅のパソコンもあまり使っていなかったので、「E」のキーが固くなりミスタイプばかりしています(汗)。

休んでいた理由ははっきりあって、この4カ月間はピラティスのインストラクター試験を受けていたのでした。嫁と2人で同じコースを受けていたのですが、もともと運動をしていなかった嫁と、体のスーパー硬い僕が協力して、無事2人とも試験に合格できました!

ピラティスは話は別の機会に書くとして、今日は2011年を振り返っておきたいと思います。

仕事では転職したことです。転職と言っても、仕事の内容は前職と大きくは違わない転職だったので、すぐに新しい環境には慣れたのですが、人間関係や会社の文化を知るのに時間がかかりました。

もう少し詳しく言うと、前の会社ではあまり人間関係に悩まされずに済んだのですが、今の会社はいろいろとあるようなのです。別の言い方をすれば、人間関係にかまけていられるほど、暇な会社ということになります(汗)。そんな会社を変えてやろうと思っていますが、果たして正面切った仕事が受け入れられるかどうかは今年のお楽しみです。

そんななか、焦って仕事をしてもすぐには変えられないものが多いことを知ったので、プライベートで少し頑張ってみようと思ったのが9月からの4カ月でした。

嫁が今のうちにピラティスの資格を取りたいと言ってきました。僕も昨年秋からレッスンに通っていて、自分の体調管理に効果があったので、もう少し学んでみたいと思っていたときのお話でした。

仕事をしながら資格を取る人は他にもたくさんいるのですが、果たして自分にできるかどうか、かなり疑心暗鬼でした。その時の直感で、嫁と一緒に学ぶという機会はなかなかないし、2人で練習しあえるというメリットは大きそうだったので、「途中で挫折してもよいから、まずはやってみよう」と飛び込んだのでした。

ところが受ける前にアクシデントがあり、いつも通っているスタジオの店長にお世話になることに。後には引けない状態になり、結果として最後まで頑張れてしまいました。

ピラティスでは、今の自分の生活からは知り得ない人たちと、しかも嫁と共通の友人として、仲良くなれたことが一番の宝物です。それなりにハードルの高い試験だったので、協力し合って1つのものを追っかけました。最終試験は個人技なのですが、実は練習でのチームワークが効いた試験でした。僕は、年齢も一番上だし女性が9に対し男性1の割合だったので、基本的にはみんなの流れを尊重しながら、気付きを与える質問役に徹しました。

インストラクターは人にモノを教える以前に、自分たちが相手を観察し、尊重し、やる気を起こさせる存在でなくてはなりません。これはまさにリーダーシップで、経営に携わる自分にとっては本業です。試験科目にそうした要素はありませんが、一緒に練習したみんなは、ポイントを吸収してセンスを磨いていくのが見えました。

仕事もプライベートも、嫁と一緒に考えて、乗り越えてきた2011年でした。これも大きな収穫でした。


2012年の目標は、既に自分の中にあります。良い年にできると良いですね。

みなさまにとっても、良い1年となりますように。

ドブロクニク

昨日より、クロアチアのドブロクニクに来ています。はじめて訪れましたが、欧州圏内ではリゾート地として知られているようです。ドブロクニクは世界遺産なので、そちらでご存知の方の方が多いかもしれません。

夏休み期間に休みをとって、旅行をするなんて、はじめての経験かもしれません。僕の勤めている会社はお盆休みがなく、1年の中で交代で休みを取るのですが、やはり暑い時期に休みをとって、暑いところへ旅するのは気分が開放できて良いものです。


城壁に囲まれた旧市街を眺めます。溜息が出るほど海は青く、深く澄んでいるように見えるのが印象的です。

城壁の中は、すっかり観光地ですが、これはこれで楽しいものです。

嫁が以前に来たことがあるというので、また来たいという声に押されて来てみました。今回の夏休み計画では、いわゆる有名どころの国に行こうか迷ったのですが、自分の頭の中が、なんとなく新しいものに触れて、感覚を敏感にしたいという気持ちが優先したので、クロアチアにしました。

リゾート地なので、他の国と同じに感じる部分はたくさんあります。また、地元の人は難なく英語を話すので、言葉の面でもほとんど不自由を感じません。しかし、それでも新しい土地やその土地の人、そして食べ物に触れるだけでも、自分の感覚の何かが反応するのが感じられます。




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柔軟性

柔軟性という話題ですが、今日は頭の柔軟性ではなく体の柔軟性。最近、ピラティスを続けていて、「体は硬いよりも柔らかい方が楽しい」ことに気付き、ストレッチを小まめにやるようにしています。

僕は、運動と来れば、歯をくいしばってストイックに頑張るスポーツばかりやってきたので、体の柔軟性を意識することはほとんどありませんでした。もっとも、体は柔らかい方が、動作がしなやかになって筋肉もより効率的に使いこなせそうだし、怪我もしなくなるだろうし、良い事の方が多そうです。頭では分かっていても、実行しようとは思いませんでした。きっとあきらめていたのでしょうね。

ストレッチを地道に続けてみると、亀の歩みなのですが、少しずつ体が変わっていく様子が分かります。最近、インストラクターさんたちから「体、柔らかくなってきましたね〜」と言われると、もう嬉しくてたまりません。

ストレッチに特別なコツはないようで、毎日やることと呼吸をゆっくり行うことくらいが大事なようです。あと、体が硬いからと言って勢いを付けて伸ばすことや、無理な体勢で伸ばそうとはせず、できる範囲で少しだけチャレンジするのが良いようです。

例えば、座って両足を前にまっすぐ伸ばして、体を前にかがめていく前屈というストレッチがあります。ひざがまがってしまうのは良いとしても、無理に体を縮めると頭だけが下がって行きます。しかし、ストレッチとして効果的なのは、胸をひざの方に近づけていく動き方のようで、この場合の頭の位置は、なかなか下がりません。僕の頭の場合は、絶望的なくらい高い位置にありました。

通っているピラティスのスタジオは9割以上が女性で、みなさん体が柔らかいので、僕だけの頭がぽっこり目立ちます。まるで平野の中で、突然山が現れたような感じです。そこに強盗が押し入ったら、間違えなく最初に撃たれるのは僕でしょう。しかし、気にせずに、自分のレベルで日々努力することが大切なようです。

昨日は、そのピラティスのクラスの中で、ヨガ・ストレッチの講習を受けてきました。ヨガの動きはそれぞれ意味があって、それをピラティスから見た理論で解説を受けるというとてもユニークな講習です。

このヨガ・ストレッチが今のところ、自分にはとても合っているらしいのです。これを続けてみて、自分の体がどう変わるのかを見続けてやろうと思いました。

思い起こすと、会社に入ってから、英語がまったく出来なくて絶望的な日々を送っていたのですが、今は外資系の会社でそれなりの仕事を任されるまでになりました。あのときの、何もできないところからある程度のところまで持っていく、ことを再び実現できたらいいなあ、と思っているのです。




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大企業病

先週の金曜日は、1週間の仕事の疲れがたまりにたまり、嫁とのディナーは駄目駄目状態。話に集中できずにただただ食べ物を口に運ぶというありさまでした。週末、体を動かして、ぐっすり寝ることでようやく復活しました。

 ※ ※ ※ ※

3月に移った今の会社について、おおよその事が分かってきました。

同時に、こうすれば良いのに、というアイデアがたくさん出てきました。そのアイデアの多くは、僕のこれまでの経験から導き出されたもので、今の会社にはすぐに受け入れられないでしょう。それより、そもそも今の会社が、現状を何とかしたいとどれくらい深く考えているかによって、受け入れるスピードは変わってきます。

それはまるで大企業が陥る罠のごとしです。外資系の日本法人なので、東京で働く人数は多くはありませんが、海外拠点とのやりとりが絡むとなると、会社の大きさはかなりのものです。

現状を何とかしたいという気持ちを盛り上げ、停滞した発想や行動を崩していくことが、僕の目指しているゴールです。その裏側というか表側には、お客さんからわが社を見たときに、より良い姿に変わっていくことが目標なのです。しかし、そのためには周囲を巻き込まないといけません。この作業にどれくらいの時間がかかるのかは、今は分かりません。しかし、慌てず、着実に事を進めたいと思っています。

 ※ ※ ※ ※

今までの自分は、こうした環境に居続けることに辛抱できず、職場を変えたり会社を変えたこともありました。しかし、今回は違います。こうした大企業病とも言える状態に陥っている会社を、どうやったら変えられるのかについて、自ら経験し、悩み、そして最終的には変えるという成果を得たいと思っています。

大企業と言っても、僕が今まで経験した日本の会社の場合は、日本人の経営陣と経営というモノ・カルチャーの文化だったので、変えることは到底叶わない話だったのでしょう。しかし、外資系の場合は、組織の中にはいろいろな考えの人がいるし、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのアジア圏などは、スピード感のある経営をやっています。

今までは、何かのゴールに向かうとき、寄り道もせず、脇目も振らずに、効率かつ強い意志で進めてきました。今の会社は、そこに至るまでに、畑を耕し、対話をし、まだ知らない価値に対して認識をしてもらう作業が必要です。

これまで経験したことが、どれだけ活かせるのか、試す絶好の機会です。また、40代でこうしたチャレンジができることは感謝です。1日1日を、大切に使っていきたいと思ったのでした。




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強いリーダーがやるべき88のこと

以前にお仕事をご一緒させて頂いた福原正大さんが本を出しました。福原さんは、とてもクリエイティブでエネルギッシュな方。絶えず何かを創り出そうという情熱と、あらゆる角度から知恵を絞りだす姿勢に、いつも刺激を受けます。

本を手にとってみて、読み進めると、一緒に仕事をしたときの感覚がすぐに甦ります。つまり、この本は、彼の頭の中やエネルギーがそのまま詰まっていると言える本です。

強いリーダーという言葉に、抱くイメージはいろいろあるでしょう。僕は、前例にとらわれず、大きな視野を持ち、行動力を備え、そして人のためにも動ける、そんな言葉で紹介したいと思います。

良いリーダーや良い仕事に、年齢は関係ないけれど、福原さんは若いときから会社を引っ張り、そして業界を引っ張った方です。もし、会社の中で何かをやり遂げたいのに、ちょっとした思考の壁で躊躇している人や、あと少しの勇気が足りない人は、福原さんの考えに触れることで、背中が押されるのではないでしょうか。

もちろん、大きな仕事をするためには、小さな積み重ねが大事です。背伸びをしてもいきなりリーダーになれる訳ではありません。また、今はリーダーになるなんて考えられない人にとっても、目の前の仕事を積み重ねていくことが、将来の可能性を拡げることになります。

この本では、そうした積み重ねのアイデアもたくさん紹介されています。

このカテゴリーの本は、数が多いので、自分にあった本を選ぶのは大変なのですが、福原さんは僕が出会ったビジネスパーソンの中でも、飛び抜けてクリエイティブな方で、それでいて会社という組織の中で動ける人です。つまり、いわゆるクリエイターとは違うので、その意味でも興味深い本なのではないかと思います。

厳しい時代を乗り越える 強いリーダーがやるべき88のこと (アスカビジネス)

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今の不思議な感じを書いてみました

最近、1週間があっという間に過ぎてしまいます。1日がわりと淡々を過ぎていきます。疲れて帰って、すぐに寝てしまうことも多いので、他の人のブログを読むことも減り、自分のブログを付けることが段々となくなっていく・・・。

と気持ちを打ち明けていくと、大変な感じがするのですが、不思議とそうでもないのです。


新しい仕事に就いてから5か月が経ちました。人間関係や、仕事の進め方などがだいたい慣れてきて、一度中だるみの時期も過ぎ、今できることと我慢しないといけないことも見えてきました。

前回転職したときはまだ30歳を過ぎたばかりで、覚えないといけないことが多かったし、実績を残さないといけないという気持ちも強かったので、平日の夜や休日も仕事に充てていました。その生活は、会社の中で責任や役割が重くなっていくために、必然的に続けたのでした。

今も、金融という仕事の性格上、家で本を読んだりレポートを読むことは無くなりません。しかし、以前よりは何かに追われてやっている、やらされているという感じがありません。自分の知識や経験が積みあがってきたおかげかもしれませんが、それだけでもないような気がしています。


休日は、体を動かしたり、昼寝をしたりと、気ままな使い方をしています。焦って何かをしようと思っていないところに、心の落ち着きがあるのかもしれません。

しかし、冒頭で書いた疲れの原因は不明です。ストレスが少なくない仕事ではあるので、無意識に溜めてしまった疲れが睡眠を要求しているのかもしれません。今はそれを洗い流すだけの睡眠と運動ができているので、大きな問題になっていないだけなのかもしれません。

以前だと、自分でストレスの原因を探ったり、コーチに相談したりと、能動的なアクションを起こしていたのでしょうが、今回はしばらくこのまま自然に身を任せてみようと思っています。

その代わり、自分が取り戻せる時間を日々大切に取るようにしてみようと思います。




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「スローライフでいこう」と「心を整える」

タイへの旅行中、2冊の本が僕のお供をしてくれました。

1冊目は、「スローライフでいこう」。著者エクナット・イーシュワランさんはインドで生まれた方で、50歳近くになって米国に移り、1960年代に米カリフォルニアで瞑想やスローライフを紹介したそうです。

今でこそ、スローライフという言葉はよく耳にしますが、エクナットさんが提唱してきた頃は、まだまだ一般に知られていなかったのではないかと想像されます。

一方の長谷部選手は紹介するまでもありませんね。サッカーファンならずとも、ワールド杯やアジア杯での彼の落ち着き方やしっかりとしたインタビューへの対応から、知らない人はいないのではないでしょうか。


スローライフと聞いて、どんな印象を持つでしょうか?都会の生活をやめ、自然の中に身を置き、無理をしないで生活をする・・・。それは、自然が大好きな僕にとっての理想でもあり夢でもありますが、「スローライフでいこう」が語るスローライフとはそういう外見的なスローライフとは異なります。

心の持ち方や時間の使い方によって、日常の生活の中で、そして今の仕事を辞めずして、スローライフが実現できるというのです。

僕がこれまで経験したことの1つに、さまざまなことに挑戦し、責任を持って仕事にあたり、自分の能力を高めていくことに集中すると、実際に自分がそういう場所や周囲からの期待に相応しい存在に近づいていきます。もっとも、これは他人と比較する問題ではなく、過去の自分との比較という意味です。

この経験は僕の宝物ですが、一方で生活は忙しくなり、ストレスは高まり、そして同時に多くのことに気を向ける、という状態になっていきます。また、何かを得たいという欲求が、能力や経験といったものだけでなく、モノや新しい出来事という事へも伝播していきました。

僕は一度体調を崩したり、妻と出会ったことで、僕が宝物だと思っていた価値観や経験が絶対のものではないと知ります。これが、僕にとってのもう1つの宝物です。

その宝物は、安易に「ゆったり行こうぜ」というアドバイスをもたらすものではありません。今までの生き方をベースにしながらも、何を最優先し、そのときの心の状態はどんなもので、さらにその心をどう育てていきたいか、を考える際の指針になるものです。

僕にとっては、最初の宝物があったからこそ、次の宝物に気付くことができました。その意味で、能力を高めることによって得られた最初の宝物を否定する気持ちはありません。だからといって、最初の宝物だけで生きることは窮屈だし、その状態に戻りたいとは思いません。

では、2つ目の宝物だけを手に入れられたら良かったのか?これについては正直なところ、今は分かりません。

 ※ ※ ※ ※

スローライフでいこう」も「心を整える」も、僕が今大切にしようとしている生き方、宝物の育て方と共通していました。自分と向きあう時間、心と対話する時間が大切であることも、改めて学び、そして刺激を受けました。

スローライフでいこう―ゆったり暮らす8つの方法 (ハヤカワ文庫NF)

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心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣

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