強いリーダーがやるべき88のこと

以前にお仕事をご一緒させて頂いた福原正大さんが本を出しました。福原さんは、とてもクリエイティブでエネルギッシュな方。絶えず何かを創り出そうという情熱と、あらゆる角度から知恵を絞りだす姿勢に、いつも刺激を受けます。

本を手にとってみて、読み進めると、一緒に仕事をしたときの感覚がすぐに甦ります。つまり、この本は、彼の頭の中やエネルギーがそのまま詰まっていると言える本です。

強いリーダーという言葉に、抱くイメージはいろいろあるでしょう。僕は、前例にとらわれず、大きな視野を持ち、行動力を備え、そして人のためにも動ける、そんな言葉で紹介したいと思います。

良いリーダーや良い仕事に、年齢は関係ないけれど、福原さんは若いときから会社を引っ張り、そして業界を引っ張った方です。もし、会社の中で何かをやり遂げたいのに、ちょっとした思考の壁で躊躇している人や、あと少しの勇気が足りない人は、福原さんの考えに触れることで、背中が押されるのではないでしょうか。

もちろん、大きな仕事をするためには、小さな積み重ねが大事です。背伸びをしてもいきなりリーダーになれる訳ではありません。また、今はリーダーになるなんて考えられない人にとっても、目の前の仕事を積み重ねていくことが、将来の可能性を拡げることになります。

この本では、そうした積み重ねのアイデアもたくさん紹介されています。

このカテゴリーの本は、数が多いので、自分にあった本を選ぶのは大変なのですが、福原さんは僕が出会ったビジネスパーソンの中でも、飛び抜けてクリエイティブな方で、それでいて会社という組織の中で動ける人です。つまり、いわゆるクリエイターとは違うので、その意味でも興味深い本なのではないかと思います。

厳しい時代を乗り越える 強いリーダーがやるべき88のこと (アスカビジネス)

厳しい時代を乗り越える 強いリーダーがやるべき88のこと (アスカビジネス)



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今の不思議な感じを書いてみました

最近、1週間があっという間に過ぎてしまいます。1日がわりと淡々を過ぎていきます。疲れて帰って、すぐに寝てしまうことも多いので、他の人のブログを読むことも減り、自分のブログを付けることが段々となくなっていく・・・。

と気持ちを打ち明けていくと、大変な感じがするのですが、不思議とそうでもないのです。


新しい仕事に就いてから5か月が経ちました。人間関係や、仕事の進め方などがだいたい慣れてきて、一度中だるみの時期も過ぎ、今できることと我慢しないといけないことも見えてきました。

前回転職したときはまだ30歳を過ぎたばかりで、覚えないといけないことが多かったし、実績を残さないといけないという気持ちも強かったので、平日の夜や休日も仕事に充てていました。その生活は、会社の中で責任や役割が重くなっていくために、必然的に続けたのでした。

今も、金融という仕事の性格上、家で本を読んだりレポートを読むことは無くなりません。しかし、以前よりは何かに追われてやっている、やらされているという感じがありません。自分の知識や経験が積みあがってきたおかげかもしれませんが、それだけでもないような気がしています。


休日は、体を動かしたり、昼寝をしたりと、気ままな使い方をしています。焦って何かをしようと思っていないところに、心の落ち着きがあるのかもしれません。

しかし、冒頭で書いた疲れの原因は不明です。ストレスが少なくない仕事ではあるので、無意識に溜めてしまった疲れが睡眠を要求しているのかもしれません。今はそれを洗い流すだけの睡眠と運動ができているので、大きな問題になっていないだけなのかもしれません。

以前だと、自分でストレスの原因を探ったり、コーチに相談したりと、能動的なアクションを起こしていたのでしょうが、今回はしばらくこのまま自然に身を任せてみようと思っています。

その代わり、自分が取り戻せる時間を日々大切に取るようにしてみようと思います。




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「スローライフでいこう」と「心を整える」

タイへの旅行中、2冊の本が僕のお供をしてくれました。

1冊目は、「スローライフでいこう」。著者エクナット・イーシュワランさんはインドで生まれた方で、50歳近くになって米国に移り、1960年代に米カリフォルニアで瞑想やスローライフを紹介したそうです。

今でこそ、スローライフという言葉はよく耳にしますが、エクナットさんが提唱してきた頃は、まだまだ一般に知られていなかったのではないかと想像されます。

一方の長谷部選手は紹介するまでもありませんね。サッカーファンならずとも、ワールド杯やアジア杯での彼の落ち着き方やしっかりとしたインタビューへの対応から、知らない人はいないのではないでしょうか。


スローライフと聞いて、どんな印象を持つでしょうか?都会の生活をやめ、自然の中に身を置き、無理をしないで生活をする・・・。それは、自然が大好きな僕にとっての理想でもあり夢でもありますが、「スローライフでいこう」が語るスローライフとはそういう外見的なスローライフとは異なります。

心の持ち方や時間の使い方によって、日常の生活の中で、そして今の仕事を辞めずして、スローライフが実現できるというのです。

僕がこれまで経験したことの1つに、さまざまなことに挑戦し、責任を持って仕事にあたり、自分の能力を高めていくことに集中すると、実際に自分がそういう場所や周囲からの期待に相応しい存在に近づいていきます。もっとも、これは他人と比較する問題ではなく、過去の自分との比較という意味です。

この経験は僕の宝物ですが、一方で生活は忙しくなり、ストレスは高まり、そして同時に多くのことに気を向ける、という状態になっていきます。また、何かを得たいという欲求が、能力や経験といったものだけでなく、モノや新しい出来事という事へも伝播していきました。

僕は一度体調を崩したり、妻と出会ったことで、僕が宝物だと思っていた価値観や経験が絶対のものではないと知ります。これが、僕にとってのもう1つの宝物です。

その宝物は、安易に「ゆったり行こうぜ」というアドバイスをもたらすものではありません。今までの生き方をベースにしながらも、何を最優先し、そのときの心の状態はどんなもので、さらにその心をどう育てていきたいか、を考える際の指針になるものです。

僕にとっては、最初の宝物があったからこそ、次の宝物に気付くことができました。その意味で、能力を高めることによって得られた最初の宝物を否定する気持ちはありません。だからといって、最初の宝物だけで生きることは窮屈だし、その状態に戻りたいとは思いません。

では、2つ目の宝物だけを手に入れられたら良かったのか?これについては正直なところ、今は分かりません。

 ※ ※ ※ ※

スローライフでいこう」も「心を整える」も、僕が今大切にしようとしている生き方、宝物の育て方と共通していました。自分と向きあう時間、心と対話する時間が大切であることも、改めて学び、そして刺激を受けました。

スローライフでいこう―ゆったり暮らす8つの方法 (ハヤカワ文庫NF)

スローライフでいこう―ゆったり暮らす8つの方法 (ハヤカワ文庫NF)

心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣

心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣




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引退計画?

今日のお昼は、同業(金融業)他社にお勤めで、いつも極めてざっくばらんに話してくれる人とご一緒した。

彼の仕事は、一般の産業界に例えると、川下の方に位置するため、先行きの不安がとても高いらしい。つまり、川上の方の仕事が減ると、川下の仕事はもっと減るという危機感だ。

僕の仕事だって、あと5年も経つとどうなっているか分からない。彼は、まだ30代半ばで、5年経ったとしても、まだ40歳だから、どうにでもなるような気がするのだが、金融業は人口が多い上に、職種によっては転用が効かない(つぶしが効かない)ので、その不安は痛いほど良く分かる。

結論は特にないお話だったが、僕は40代も半ばに近付いているので、次のことを考えておかないと、と思った。いや、考えていない訳ではないのだが、そのプランは現状から遠く離れているために、どのくらいの期間で実現できるかどうかなど、まだ考えたことがない。

ただ、はっきりしているのは、「いつかやってみたい」とか「いざとなったら」という消極的な姿勢では駄目で、「あと何年経ったらやる」という具体的なイメージを持つべきなのだろう。

パタヤに行ってきました

あっと言う間に1週間も経ってしまったのですが、先週の週末に3日間のお休みを付けて、タイのパタヤビーチに行ってきました。

パタヤと言えば、ネプチューンのコントでしかイメージがなかったのですが、タイのリゾート地の中では老舗にあたるらしい・・・。

そこへ新しいホテルも次々と加わって、なかなか楽しい旅行でした。

パタヤへは、バンコクの空港から車で1時間ちょっと。(バスだと2時間近くかかるらしい・・・。)乗り換えがないので気軽なのです。

なぜパタヤに行ったのかというと、友人の結婚式に参加するためでした。それでもなぜパタヤなのか?という疑問はあったのですが、友人に聞いてみると実にさまざまなストーリーがあって、タイに行き着いたという・・・。詳細はここでは書かないけれど、人生にはいろいろな巡り合わせがあるものです。

結婚式はとても素敵な式でした。新郎がアメリカの人、新婦が中国の人なので、結婚式は想像ができるとして、どんなパーティになるのだろう?と思っていたら、意外にも日本でよくある披露宴のようなスタイル。

同席したアメリカ人によると、伝統的なアメリカン・スタイルらしいのだが、キャンドル・サービス、ケーキカット、シャンパンタワー、ブーケトスのようなもの、と続くと、慣れ親しんだ日本式の結婚披露宴。さすがに、花束贈呈や来賓スピーチはなかったけれど・・・。

僕ら夫婦は、2人とも新郎の友人で、共通の友達もたくさん来ていて、さらに新婦のお友達とも仲良くなって、とても楽しいひとときでした。

 ※ ※ ※ ※

前後の夜は、みんなで街に行ったり、飲んだり食事をしたり、と非常に楽しい時間を過ごさせて頂きました。

ところが、1つだけ驚いたことがあって、ある晩、街へ行くと、どこもお店がやっていない。正確に言うと、やっているお店はあるのだが、アルコール類は出せないと言う・・・。

なぜ?

こんな看板を見つけました。

選挙の前日と当日はお酒を出さないようなのですね。タイと言えば、つい数年前に選挙をめぐって暴動が起きたところです。

 ※ ※ ※ ※

タイと言えば、タイ料理。そしてビールはシンハー

日本人の僕らにとって、アジア料理は親しみやすく、旅行の楽しさが一層高まります。

ダウンタウンのレストランも美味しかったし、ビーチのBBQハウスもとても美味しかったですが、何より、泊まったMirageホテルのお料理は美味しかったです。さすが、新郎が付近のホテルを全部食べ尽くして、選んだ一軒だけのことはあります。

また行きたい。

いよいよ忙しくなった、と実感した1週間

この2週間ほどは、会議が続くことが多く、ほとんどデスクにいない日なんていうのもありました。お昼を食べる時間がなかったり、2つの会議が同じ時間に入ったりということも少なくありません。

仕事が軌道に乗ってきたと思えば、喜ばしいことなのですが、数週間前に引き受けた仕事が、原稿書きだったので、そちらの仕事が進まないまま締めきりだけが迫ってきます。

仕事の進め方はもちろん、受け方や優先順位などを考え直さないといけません。


原稿の方は何とか間に合わせることができました。じっくりと時間があるときは、良いものが作れるのですが、今回の資料はちょっとやっつけ仕事っぽくなってしまいました。

会議の量は、自分ではコントロールできないことが多いのですが、冷静に考えてみるとそのほとんどの会議は直前に舞い込むものが多いのです。その一部は、顧客の要請によるものなので理解できるものの、残りは会社としての準備が不足しているために、場当たり的な対応となっているようです。

自分から、どんな働き方ができるか、考えてみたいと思いました。


【編集後記】これより、友人の結婚式に参加するために、海外に向かいます。始めての羽田国際線です。金曜日の仕事が終わってから移動できるので、とっても効率的なようですが、1週間の疲れを持ち込んだまま、夜間の飛行機が出発するまで寝ることができないのは思いのほか大変です。

明日は1日、何もしないで過ごせるので、思いっきり寝ようと思います。




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プレゼンテーション

今日は、100人くらいのお客様を集めて、プレゼンテーションをさせて頂きました。

プレゼンの構成や資料は、1ヶ月以上も前から準備していたのですが、逆に準備期間が長いほど、プレゼンをするという気持ちを盛り上げたり、資料を作った当初の意図を覚えておくことが難しくなります。

しかも今回のお客様は、これまで自分が接したことのないカテゴリーに入る方々。「こわい」という感情とは違うのですが、やってみないと分からない未知の部分が非常に緊張感を高めます。

という訳で、週末はほぼプレゼンテーションの準備にかかりっきりでした。今の会社に入って初登板にあたるし、お客様の感じも、プレゼンの内容も、今まで経験したものとは違うので、数年ぶりに事前準備に入念な時間をかけました。

終えてみての感想は、良かったかな、という感じでした。明日にでも、アンケートの結果に目を通すことになるでしょうから、ご指摘頂いた点があれば、それは自分を育てるものとして、客観的に受け止めようと思っています。今日のところは、プレゼンが進んでいくに連れて、聴き手の集中力が伝わってきたので、それで良しとすべきでしょう。

はじめてのテーマで、はじめてのオーディエンスに対するプレゼンは、現場の一体感やライブ感を感じることが極めて重要であると僕は思います。たとえば、会場の雰囲気に応じて、導入の話題を変えるとか、導入にかける時間を調整するとか、が非常に大きな意味を持ちます。そのために、予定していた内容の一部を変えたり、時間調整を変えたりする必要があるのですが、それを行ってまでも、その日のオーディエンスに合わせていくことは大事だと思っています。

これがプレゼンの醍醐味ですね。僕は、一生かかっても、スティーブジョブスのようなプレゼンはできないけれど、聴衆の興味や雰囲気に合わせて、話題や説明の難易度を調整することは、楽しいという気持ちを伴いながら、これからも続けていきたいと思っています。




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