金融ビジネス

アグリビジネス〜地域金融による試み

アグリビジネスとは、その名のとおり農業関連のビジネスなのだが、週刊エコノミスト(2010年11月16日号)で、地域金融機関による最近の取り組みが紹介されていて、面白かった。従来は、JAバンクなどが手掛けてきた農家向けのローンが、最近は、民間の銀行や…

ハリウッド化している資産運用業

経済学者の池田信夫さんが、「ハリウッド化するIT産業」という記事を書いていて面白かった。要約すると、米国のIT産業ではエンジニア集団をプロとして雇い、条件や環境を整えて、生産効率やイノベーションを興しやすくしているそうだ。一方で日本のIT産業で…

調べてみようかな? 〜 ベンチャーキャピタルに復活の動き

2010年8月31日号のエコノミスト誌に、「ベンチャービジネスに資金供給再開の動き」という記事があって、興味深かった。それによると、「再開の動き」の象徴として、エッジキャピタル社(UTEC)が2010年6月に約76億円のファンドを集めたことが紹介されている…

おカネが変われば世界が変わる(後編)

昨日の続編です。昨日はファンドなどに見られる社会的責任投資(SRI)に触れ、そういえば銀行という業態はどうなのだろうというお話をしました。調べ始めたところなので、詳しくはありませんが、銀行にも社会的責任に共感し行動しているところがあるようです…

おカネが変われば世界が変わる(前編)

資産運用の1つの形は利益を追求することで、市場原理によって無駄が排除され、より良いサービスが産まれてくる。勤めている会社の株主は直接会ったことがなくても、その意見は巡り巡ってくるものであり意外に強力だ。まずは逆のお話。僕が勤めていた日本の銀…

金融の10番は日本人に任せろ!

私、実はもう1つブログを運営していました。そちらは、記事の内容が少し重いので、考える時間がないとアップデートできず、気が付いたら4ヶ月以上も放ったままになっているのです。ケロケロケロっ記の方は、会社の人も私という個人を知って読んでくれていた…

資産運用の今後

最近、いろいろな人とお会いしたお話の中から。『資産運用は、短期志向のヘッジファンドと長期志向のウェルスに焦点があたっていくだろう。』この意見は、短期と長期の定義の仕方で、受け入れられるかが違ってくるけれど、細かい定義を抜きにすると的を得て…

ウェルス・ビジネス

ウェルス・ビジネスとは日本語で言うと富裕層ビジネスのこと。昨日は、金融業界でそのビジネスを最近伸ばしている某スイス系の証券会社にお勤めの知人に会って話を聞いた。対象とするお客さんは、金融資産が2億円以上だという。支店網も人員も十分ではないか…