仕事術

超えるべき存在〜上司と部下

キャリア開発をする上で、知識や経験を積むことは重要ですが、良くも悪くも上司や同僚との巡り合わせも重要であると思います。“悪くも”というのは、お察しのとおり、反面教師となり得る人物であって、それはそれで貴重な存在です。一番参考にならないのは、…

マネープランと自分への投資

僕がいずれやってみたい仕事の1つに、個人へのキャリア・コンサルティングやコーチングがある。今まで20年以上金融業界に携わっている地の利を活かして、お金を通してみたライフ・プランまで拡げてみるのも良いかもしれない。そんな興味からファイナンシャ…

たまには振り返るのも良いかな?

11年勤めた会社を去るにあたって、その11年間を振り返ってみるのも悪くないと思い、試みてみます。こういう話を会社ですると、むかしばなしに過ぎないので自分より後に入ってきた人には受けが悪い。そして、たかだか11年でも古参の部類に入る外資系では、ほ…

価値を創造するために

仕事に限らないが、先が見えない、不透明な状況では、人はストレスを感じたり、行動が取れなかったりする。待つことも選択だし、堪えることも必要だろう。自分一人ではどうにもならないことだってある。物事によっては、自分が何とかする、状況を打開する、…

人についてくる仕事を創ろう!

仕事は人についてくるのか、人は仕事についていくのか?世の中にはいろいろな仕事があるから、一概には言えないけれど、最終的に「仕事が人についてくる」環境を作ればしめたものだと思う。そうすることで、仕事人生を楽しくしたり、自分が成長する場を見つ…

心の余裕と周囲への感度

心に余裕がある状態と、そうでないときの違いについて、考えてみた。心に余裕がないときは、仕事に忙殺されているか、やるべき目標と期限がはっきりしていて、その達成に神経を張っているとき。「あっ、今は余裕がないなあ」と気付くことで、その余裕のない…

チーム・ビルディングのための対話セッション

今週から新しいチームの運営をすることになった。自分を含めて、半分以上の人がチームの外から入ってきた人たち。それぞれの人がそれぞれの仕事を持って来るので、目先の業務は今までどおり回るものの、これから仕事の見直しも必要になるし、何しろお互いに…

This is itに見るリーダー像

やっと観ました、This is it。見どころ満載、感動の連続です。既に高い完成度に達していたであろう舞台と、マイケルの多様な才能に本当に驚きました。この映画はいろいろな見方ができて面白い。マイケルだけでなく、夢を追いかけてきたダンサーや、憧れの存…

仕事の真髄

仕事は、人から言われてやる仕事と自分からやる仕事に分かれる。自分からやる仕事ですべての時間が埋め尽くされたら言うことがないほど幸せかもしれないが、人は他人との関係性や承認なしでは、生きていけないから、人から言われた仕事もするし、自分から創…

情熱は勝る

ツイッターでもつぶやいていましたが、仕事について熱く語る人に、仕事ができない人はいない。熱くなれるということは、責任感や正義感が強いからだろう。もっとも、熱く語れない人が責任感や正義感がないと言っているのではない。熱くなるのはその人の性格…

キャッチアップという会議の質 〜 質問力

仕事では、議題がはっきりとしている会話と、そうでない会話がある。そうでない会話は一見すると責任がないように思える。しかし、例えば「キャッチアップ」というような、もっともらしい理由を付ける会話が外資系ではよく行われる。そこでは、包括的に情報…

効率アップのための環境作り

会社のPCが新しいものに変わった。これを機に、PCのデスクトップをはじめとした仕事環境を、徹底的に使いやすくしたい。今考えると、仕事人にとっては当たり前のことだらけなのだが、以前は「忙しいので後でやろう」「そんなことよりも、目先の仕事だ」と言…

ちょっとしたコミュニケーション、なのに効果的なものは?

2つほど、ほんのちょっとしたコミュニケーションで、大きな効果を感じることがありました。いずれも、社内での話です。1つめは、ありがとうを組織的に言うこと。ある部署からとても快いサービスを受けた。当然、サービスをしてくれた人には感謝の意をその場…

お客さんを集めて…

会社のトップからこんな話があった。「お客さんの話を集めたら何かできるはず…」「多くのお客さんにアクセスできるのが我々の強み…」と。「お客さんのニーズに応えよう」だけではなく、お客さんの声に耳を傾け、そして何かを作り出して行こう、というメッセ…

仕事の報酬

抽象的な話題です。何のために仕事をするのか?何が自分にとっての報酬なのか?僕の場合は「他人からの承認」が最も尊い報酬だと思っているようです。その手段や中間目標として自己啓発や昇進などがある。この順序が逆になったり、「他人からの承認」が得ら…

グローバル社会で必要な能力

前の会社の先輩と、飲みながら仕事の話を含めていろいろな話をした。そう言えば、同じ会社にいた頃は、残業の後にどちらからともなく良く飲みに誘った。お互い熱く語っては、仕事のエネルギーを得ていたのを思い出す・・・。グローバル化について考えてみた…

成功体験との付き合い方

成功体験は残した方が良いのか、捨てた方が良いのか?勝ち癖を付けるという点では残した方が良いのだろう。しかし、何か新しいことをするときに、過去の成功体験はどれくらい活きるのか?とある本を読んでいて、ふとこうした疑問にぶちあたった。その本は、…

山を登ったら今度は?

今は仕事を休んで充電中の身だが、そろそろ始動を・・・と思い、この機会にこれまでやってきたことを振り返り、次にどういう考えで仕事をするかを考えている最中・・・。今日は「仕事観」というのかなぁ〜、これまで20年の間にやらせてもらった役割のそれぞれにお…

キャリア・パスにおける価値観

仕事って何のためにやっているのだろう、という話をしていた。自己実現のため、というのがとっさに浮かぶ答えだ。では自己実現ってなに?そもそも自分ってどんな存在で、何のために仕事しているのだろう?人によって答えは違うだろう。そして年齢や環境によ…

厳しい環境で求められることって?

厳しい経営環境の中で、仕事の焦点が短期的になるのはある程度いたしかたない。しかし、長期と短期の視点のバランスは大事。今売れるものだけを追い求めると、本当の顧客ニーズからいつの間にかかけ離れていた、ということは容易に起こりそうだ。その一方で…

マネージャーによる効果的な部下へのフォローアップ 〜 タスクリストを工夫してみた

マネジメントの仕事は、「部下に積極的に質問をすること」が極めて重要である。なぜなら、マネージャーがあれこれ言って、それを部下が聞くたけの組織になったら、みんなが自分で考えなくなる。次第に、上司と部下の溝やすれ違いが大きくなって、コミュニケ…

基本に立ち返る

9月15日にリーマン・ブラザーズが破綻してから、私が勤める金融業界やその仕事では実にいろいろなことが起きた。自分たちの仕事においても、対応を迫られたり、判断をしたり、また思いもよらぬところで仕事が増えたり、と大忙しである。収益の環境も極め…

ダイレクト・タッチ・パス 〜 仕事では?

ダイレクト・パスとか、ダイレクト・タッチとは、サッカーで、トラップをしてボールを持つなどをせずに、ワンタッチでボールをパスする技術。自分でボールを持たないので局面の展開が早くなり、相手の裏や判断の先を行くことができる。これを行うためには、…

今やれることを全力で 〜 オンオフの切り替えがうまくいかないとき

オンとオフ。これをしっかりと切り換えられれば、ストレスは増え続けるどころか、オフの使い方によっては減らすことができる。頭の中で、そう思うことができても、実際に自分をコントロールできるかどうかは別だ。僕はどちらかと言うと、今までオンの時間を…

グローバル・リーダーシップ

今日(現地時間で11日)まで、サンフランシスコのオフィスで働いていました。僕の本拠地は東京ですが、サンフランシスコは規模にして5〜6倍くらいはあるだろうか。いろいろな専門家が集まって、それぞれの意見をはっきり言い、言ったからには完結するよう…

上司からの権限委譲と自分で役割を伸ばすことの両立

昼休みに時間をかけて、権限委譲(デリゲーション)と新しい役割を伸ばすことについて考えていた。どちらも、部下に対する教育の話題である。権限委譲は、言うまでもなく、「部下にマネージャーの仕事を取ってもらう」ということ。上司である僕が口出しをし…

師匠と弟子

数年ぶりに師匠とお会いしてきました。遡ること14年。何も知らずに、証券調査の仕事を駆け出した頃、最初の上司だった人です。この方、普段は温和なのですが、仕事となると大変厳しい。一つの信念というか、哲学にあたるものがあって、それからはずれると、…

殻を捨てよう!

仕事に対する姿勢についての話です。今日は、「自分で仕事を作って進めるタイプか否か」といった話を同僚としていた。僕は、上司や周囲から言われる前に仕事を見つけることを好む。その際に、周囲の雰囲気や意見は気にはするが、仕事を進めるかどうか迷った…

社会的責任

今週は、ある証券会社の日本株ストラテジストさんと話をしていました。僕が勤めている資産運用の会社は、おかげさまで顧客からの支持を得て、業界の中では大手と言われるようになった。そのため、いろいろな証券会社やデータベンダーからアプローチがある。…

オフィス間の流れ〜新しいことを考え流れをつくる

出張中のここ1週間は、米国拠点の人たちと情報交換や、課題についての議論、今後の方向性について話し合っていて、日記に向かう時間がなかなか取れなかった。今回会った人を、いつもの顔ぶれよりも幅広い。所属チームや役職などを広げてみたのだ。しかも会…